終演後の面会希望は | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

演奏会の終演後、出演者との面会について、幾通りかの方法があります電球



一般的には、普通は一旦会場の外に出て、楽屋口という所から面会に行く方法です。これは、楽屋口にてサイン会をするパターンが多いか、出演者が予め面会希望者を通して良いと許可OKしている場合か、一般的な知人の面会ということが多いです。


もう一つは、下手側通路(舞台袖に通じる左側の通路)から直に楽屋へ向かう方法ですが、こちらは、条件が付きます∑!!。出演者と余程近い関係者に限られてきます。通路入口のドアには、スタッフが立会い、アポイントや関係を尋ねてチェックしますチェック


少しコンサートに慣れたり、知識のある人ですと、この下手通路の面会を無理やり突破する作戦に出る人が少なからずいらっしゃいました。約束もないのにあると言ったり、知人でないのに知人のふりをしたり…。ひどい人は家族とまで嘘をつきます悔しい><


でも、そういう方が多くあるためか、最近ではホール側もチェックが厳重になってきているのではないでしょうか。へたをすると「不審者」ということになってしまいかねませんえ♥akn♥警備員も待機しておりますので、お気をつけください。


その会場のルールや出演者にもよるところが大きくて、一概には言えない部分はあります、基本的に出演者の家族やマネージャーですと、チェックする人もお顔を理解していたり、あるいはスタッフ証など「PASS」を身につけていたり、予めアポイントのある方のお名前の確認をしたりということで、それ以外はアウトになることも多々あることと思います。(個人的な色の濃い規模のリサイタルなどは別とします。)


悪気はないけれど、約束もなく、大学で教鞭をとっておられる出演者の教え子だという学生さんが当然のように「教え子なんです。」と言って通ろうとすることもあります走る人あるいは「同門で、チケットを直接もらったの。」とおっしゃるような場合もあります。まずはその場での係員の判断に耳を傾けていただきたいところです猫耳もし、予めわかっている場合は口約束ではなく、スタッフに名前を伝えてもらうまでの正式な「アポイント」をきちっと取っておくことが大事ですウィンク


私がお客として行った時の例で、係員が面会希望者をロビーで待たせ、まとめて下手通路から連れて行ってくれるという対応もありましたniko*下手を通っても楽屋口に回っても大差ない会場から、うんとかけ離れてしまう会場まで、色々です。コンサートホールの設計上の都合、という部分も対応の差が大きいのではないかと思います!!*


サイン会の予定がある場合は、サイン会=一般の方の面会という位置づけになるとお考えくださってもよいかと思いますしあわせCDの購入などの条件がつく場合もありますが、上手くそのチャンスをご利用になってください。


終演後、出演者がロビーにお見送りに出ていらっしゃる場。この場合は、改めて面会はなしと思っていてください。他の大勢のお客様もいらっしゃるため、また、終演後は会場はクローズの体制へ、出演者は撤収が待っていて、時間があまりないのが現実でもあります砂時計


花束なりをお渡ししつつ、ほんの一言のご挨拶程度に留めるのがマナーです。握手一つらぶで充分かと思います。知人たりともくれぐれも世間話などを始めたりなさいませんように。出演者本人は折角ご来場のお客さまに無愛想にするわけにもいきませんが、後で出演者が延長料金を支払うなんてことも有り得ますブタ


まとめsei面会を希望される方は、まずはお近くの係員に「面会はありますか?」とお尋ねになって、その方法を確かめ、従っていただきたいと思います。

「前はOKだったのに。」とお思いになるかもしれませんが、”コンサートは生もの”ですので笑面会に限らず、その時の状況に応じた係員の指示にご協力をお願い致しますペコリ(出演者ご本人のその時の意向が大前提で応対しています顔