前回掲載の”懐かしくて~”の、「シルクロード」について | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

追伸です。

前回掲載の、淀工吹奏楽部の演奏をお聴きいただけましたかはてなマーク



よく聴いてみると、結構大事なラストの部分が演奏される前にブチッ∑!!と切れてしまっていますガーンメロディーの途切れ目でちょうどあれで終わりかのように聞こえますが、まだ、肝心な部分があるはずですあせるあと17小節続きがあるのですビックリマーク



残念で仕方ありませんしょぼんラクダの行商の一行ラクダが砂漠を過ぎ去っていき、また孤独で静寂な砂漠に戻りゆき、最後に風がそっと地面を撫でると、キラキラっと光一握の砂が舞い、いよいよ何事もなかったかのような静けさを取り戻す…私は勝手にそんなイメージをずっと持っていたのです。



フェイドアウトしていくように。それはそれはそっとやさしく幕を閉じるラストが待っていて、その演奏の余韻は、クラシック通のお客さんはむしろ少ないような人たちで埋め尽くされた会場をシ~ンとさせる威力があったと思いますキラキラ確か…。我に返って拍手をするようなパチパチ


私の持っているスコアもそうなっています♪冒頭のように木管のメロディーラインを繋げてオーボエ&クラ→フルート→ピッコロがそのような動と、それを乗っける金管の静がやがては一つに織りなされ、打楽器が本当に静かに淡々とした時の流れを象徴するかのように乗ります。最後の1小節は美しい弱音のpppの世界ですダイヤ


念のため、お伝えしておきたいと思いました顔それから、録音の状態でわかっていただけるかと思いますが、本当はもっと木管や打楽器も彩り豊かにしているのが少しわかりづらくて惜しいですDASH!