追伸です。
前回掲載の、淀工吹奏楽部の演奏をお聴きいただけましたか
よく聴いてみると、結構大事なラストの部分が演奏される前にブチッと切れてしまっていますメロディーの途切れ目でちょうどあれで終わりかのように聞こえますが、まだ、肝心な部分があるはずですあと17小節続きがあるのです
残念で仕方ありませんラクダの行商の一行が砂漠を過ぎ去っていき、また孤独で静寂な砂漠に戻りゆき、最後に風がそっと地面を撫でると、キラキラっと一握の砂が舞い、いよいよ何事もなかったかのような静けさを取り戻す…私は勝手にそんなイメージをずっと持っていたのです。
フェイドアウトしていくように。それはそれはそっとやさしく幕を閉じるラストが待っていて、その演奏の余韻は、クラシック通のお客さんはむしろ少ないような人たちで埋め尽くされた会場をシ~ンとさせる威力があったと思います確か…。我に返って拍手をするような
私の持っているスコアもそうなっています冒頭のように木管のメロディーラインを繋げてオーボエ&クラ→フルート→ピッコロがそのような動と、それを乗っける金管の静がやがては一つに織りなされ、打楽器が本当に静かに淡々とした時の流れを象徴するかのように乗ります。最後の1小節は美しい弱音のpppの世界です
念のため、お伝えしておきたいと思いましたそれから、録音の状態でわかっていただけるかと思いますが、本当はもっと木管や打楽器も彩り豊かにしているのが少しわかりづらくて惜しいです