三重県から大学進学のために上京し、最初の1年間だけ寮に入っていた音大時代
インターネットもスマホもない、遠い昔のことです。
狭い部屋に二段ベッドと机のみで、どの部屋も二人部屋。
とにかく今では考えられないくらい、狭いスペースでした
みんな日本全国から、音楽を勉強しに来た仲間
規則はとても厳しく、ちょっと怖い女性の寮管先生が、いつも目を光らせていました。
その学生寮でとても仲良くなり、自分の部屋に呼んで下さったりしていた先輩がいました。
私から見ると、先輩はとても大人に見えたのですが、
大学生になったばかりの私を、決して子ども扱いせず、私の考え方をすごく認めてくれているといつも感じていましたし、その先輩と話す時間が大好きでした
毎日同じ寮で生活していた先輩とも、今では年賀状のやり取りだけのお付き合い。
毎年、年賀状を出すたび、
元気にしているかなあ。。。
会ってゆっくり話したいなあ。。。
と思うだけで、実現化するきっかけもなく過ごしてきました
唯一、2011年の3.11の 震災後
宮城県の被害の大きさをテレビで知り、先輩は大丈夫だったかと心配になり、年賀状に書いてあった電話番号に電話をかけ、安否確認をしました。
「いろいろ大変だけど、大丈夫だよ!」と聞いてホッとしたのを覚えています
そして、その後はまた年賀状のやり取りのみ
その先輩から、11月、喪中のお知らせハガキが届きました。
読むと、私が父を亡くした1ヶ月あとに、先輩も最愛のお父様を亡くされたとのこと。
同じ時期に、同じ辛い寂しい思いをしていらしたんだなあ、どうしているかなあ? 近いうちに手紙でも書こう!と思っていました
すると、突然1通の手紙が届きました
昔と変わらず、優しさを感じる綺麗な文字。。。
先輩からでした
LINEやメールが当たり前の通信手段となった今だからこそ、手紙の文字から伝わる温かさを感じた今回の手紙。
郵便受けに懐かしい文字の手紙。
いいもんですね
封筒から便箋を取り出して、読み進めながら、胸の奥がポッと温かくなりました
ずっと「どうしているかなあ?」「お話したいなあ!」と思っていたので、ペンを取りましたとのこと
いつも気にかけて下さっていたことに感謝
そして、手紙が届いたことや、その内容が嬉しくて、すごく話したくなり、思いきって電話をしてみました
その日は時間がなく、手紙をいただいたお礼だけ伝えて、改めて電話でゆっくり話す約束をしました。
そして、今日はゆっくり話すことができました
電話の向こうの声は、とても懐かしい声でした
お互いの近況報告から、年賀状だけのお付き合いになっていた30数年の間に、想像していなかったできごとがたくさんあったことを知りました。
昔と変わらず、私の話を聞いては「本当に頑張るね~!nikoちゃんは~」と言って下さったり。
ご自分の話も、包み隠さず何でも話して下さったり。
「こんなに大笑いしたの、いつぶりだろう?本当にいつも明るいよね!」と、私の話を大笑いしながら聞いて下さったり。
たくさんお話できて本当に良かったです
そして、来年は暖かくなったら、私が仙台に会いに行く約束もしました!
楽しみ楽しみ~!!
手紙をいただいたから、手紙でお礼を書こうかと思いましたが、思いきって電話して本当に良かったです
いつか話したい!
いつか会いたい!
とずっと思ってきましたが、一歩前進
来年の再会を目標に、またいろいろ頑張ります
そしてここからは、一昨日、
母にプレゼントしようと思って作った寄せ植え
(今日は曇りなので、写真暗めです)
お花の名前って、楽しいですね。
母には(日)にプレゼントする予定。
ちょっと遅れたクリスマスプレゼント
ビオラやパンジーは花がら摘みが大変だから、手入れが楽なのが良いとのリクエスト
この寄せ植えなら、きっと大丈夫