『プライドを脅かす他人による否定を受容できない』
これがストーカーの条件というか状態を指すらしい。
ストーカー加害者目線からの話を見るとそれがよく分かる。
自分は好かれていて当然だ という事が眼前のプロテクションとして存在するので
他人の話を理解できない上に、迷惑をかけている当人の気持ちも分からない。
なので語る時にはさも被害者のような口ぶりで話す。
「愛している」それが全てだと言わんばかりに。
『一方交換日記』
プライドを脅かす他人による否定を受容できない。それをストーカーというらしい、なら僕は違う。僕は別ものだ。頭の中で日記をつけるクセがあるだけだ。それも交換日記を。
顔見知りぐらいの関係なのだが、彼女とはよくおしゃべりをする。
彼女は友達と3人で後ろの方に横並びで座る。僕は必ず彼女の右前に座るようにしている。一番左に座る彼女の声が聞きやすいようにだ。今日も彼女は友達のブス共と話をする。ブスはバイトがキツイだの、彼氏が欲しいと叫び、彼女はそれをにこやかに賛同したり否定する。彼氏はまだいないんですね。はい。彼女の声が聞こえる。
ブスは授業中でも関係なしに喋る、ブスだから。彼女の迷惑を考えて欲しい。
うるさくないですか? うるさいけど良い子なんだよ、社交性高いし。
彼女の人の良さが僕に優しく伝わってくる。同じ時間と空間を共有し、言葉を交わせる。
付き合う前が一番楽しいという恋愛マスターの言葉を思い出す。
授業が終わり、僕は後ろから退出するようにしている、彼女の座った席の近くでちょうど息を吸うように調整している、なかなか難しい上に間違ってブス①やブス②の臭いを嗅ぎかねない行為だ。しかし最近は随分楽になった、彼女はアクオンを使っているからそれを追えばいいんだ。匂いが鼻腔をくすぐる。最近僕もアクオンで服を洗うようにしているんだ。香りがいいですよねこれ。お母さんがちょっと多めに使っちゃうんだよねー。お母さんって呼ぶ派なんですね(笑)。今日の彼女は積極的だ。ブスがツマラナイ事をたくさんしゃべるから、僕にいっぱい話してくれているんだろう。
僕は一日の締め括りに日記のタイトルをつけるようにしている、今日のタイトルは『アクオンとお母さん』だ、これを読んだ彼女の恥ずかしそうな顔が見える、明日のタイトルは『目があった記念』だ。純粋過ぎ 笑い声が聞こえた。僕たちは純愛をしているだけだ。遮るものは何も無いのに僕をストーカーだとは呼べないだろう。(818文字)
もっと気持ち悪く書きたいなと思った。
どこか笑いに媚びなければ僕なんかの文章は読んでもらえないという焦りが滲んでいる。
リテイクするならもっと気持ち悪く読んでいる人が耐えられいそんな文章を書きたい。