準決勝の時は大して写真を撮らなかったので、すっ飛ばして決勝戦。
秋のリーグ戦で東海大の試合を観た時は何か厳しさに欠けるなぁ、な感じで場面場面で“帝京はそこコンマいくつ速いぞ”とか、“そこのディフェンスの当たりはもうひとランク強いぞ”ってことが多く、また今年も帝京の天下は続くだろうと思っていた。
ただ、大学選手権では相手を圧倒して勝ち、準決勝の万全なそれを観て“案外いいゲームするかも”と好試合が期待して当日を迎えていた。
一方の王者・帝京の方も筑波大に苦戦したりして、去年や一昨年のチームよりはちょっと落ちるだろうが(あくまでも目分量の話だし、誰にも判らない)、こと今年の大学ラグビー界ではやはり“負ける要素”を探すのが難しい感じだった。 しいて言えば、結構簡単に失点すること、か。
ちなみにボクはどちらの応援というのはなくスクエアな状態で注目してる選手たちがいいプレーをしてくれて、カッコいい写真が撮れればそれで良かった。
8連覇も良し、初優勝も良しだ。 どちらでも記憶に残る訳だから。
結果から言えば、やっぱり帝京は強かった。
帰宅してから録画しておいたものをチェックしたが、後半は断然帝京のゲームで東海はなんにも出来てなかったし、前半にしても前日の雨でグランド状態がかなり悪化してたのが帝京のミスを誘発しそれに救われていた場面もちらほら。 攻撃力は一枚差があったように思う。
やや残念だったのは、東海・テビタ・タタフ、帝京・竹山晃暉、尾崎晟也の快走シーンが少なかったことかな。
9年連続で早稲田~関東学院の決勝のあと帝京の8連覇となった訳だが、1強と2強どちらが面白いか、そしていちカテゴリーとして健全か、それは判断つかないけど来年は恐らく帝京もそれなりに戦力ダウンしそうな感じ、それでいて他大学の伸びしろがありそうな感じがあるので今年までとは違う大学ラグビーが観れるような気がしてる。 どうなりますかな。
帝京大・4年、松田 力也。
何回彼をブログに載せたかなぁ、この4年間で(笑)。 さっき新聞でパナソニックに加入するのを知って、“まだしばらく追いかけることになりそうだ”と呟いたボク。
しかし、昨日の彼は他の選手の一枚上を行っていた、ひいき目もあるけど、代表スタンドオフのNEC・田村よりいいんじゃないか、とも思うね。
とにかく、“目がいい”し、判断も的確。 ややスピードに欠けるものの、パナソニックでも即スタメンで使って欲しいなぁ。 ただ、バーンズがいて同級生の山沢もいる大変なのは間違いない。
しかし、この写真、典型的な日の丸構図。
ラグビーの場合、やっぱり相手選手がいた方がいいね、撮った時は“よしっ!”って思ったけど改めて見直すとそうでもなかった。
同じく松田くん。
逆にこっちの方はボールの位置が良かったかな、と。(もう少し下に撮れたらもっと、だけど)
さらに松田くん(笑)。
最後だからね、いつも探していたよ。
帝京大・3年、矢富 洋則。
昨日は2トライの活躍、あまり観る機会が少なかったが、出場すると働いていた。
来年もポジション確定かな。
はい、お約束の堀越 康介(笑)。
日本一前に出るフッカーでしょう、恐らく。来シーズンはキャプテンかな(キャラクターは一切知らないので判らないけどね)。
このショットは彼を撮った中で一番の出来かも、サイズ、場面で。
来年も狙うぜ。
決勝トライのシーンだが大失敗・・・。
この前後の画もまったくダメだった、残念。
トライをした吉田 杏にパスが出るのは見えていたし、パスを受けてから10メートルくらいは走ってるので撮るのに難しい場面ではなかったにもかかわらず、だ。
もちろん数秒間のことだけど、“おぉ~っ!”ってテンションが上がりファインダーを覗くのが遅れたこと、それによってシャッターを慌てて切ったことがカメラに迷惑をかけピントを合すことが出来なかったことが敗因だった。 情けねぇ・・・。
この後の竹山くんのトライの時もそうだった。
昨日、初めて超久しぶりにテレコンを使ったんだけど、大事な試合に突然何かを変更するもんじゃないね・・・。反省。
そしてノーサイド。
まったく逆側でだった(110メートル以上向こう)ので、小さい画しか撮れず(持ってないな、自分・苦笑)。
んな感じで。 写真はともかく、なかなかの好ゲームを堪能させてもらいました。
先述の通り来シーズンは今までより混戦になるハズ(と勝手に見立てている)なので、より面白くなるだろう大学ラグビー、夏の練習試合でも菅平に観に行こうかな。
ではでは、俊介。