この巻は、
夜咄ディセイブという章が、
0から5まであります。
夜咄ディセイブでは、
メカクシ団の最初の団員である、
セト、キド、カノが、
どのようにして育ったのか、
どのように出会ったのかが書かれています。
人の目を欺く能力を持つカノは、
公園で鉄棒の練習をしている女の子を目にする。
その女の子が、
鉄棒から落ちた。
しばしの間様子を見ていたカノだが、
女の子が微動だにしない。
心配になったカノは、
その子の元へ向かおうとした。
一歩踏み出そうと足を上げた。
すると、、、
女の子が、
パッと起き上がった。
安心して足を踏み出したのを忘れて、
女の子のことを考えていた。
次の瞬間。
足に激痛が走った。
情けない声を出しながら、
カノが、その場にうずくまると、
さっきの女の子が、
心配してやってきてくれた。
恥ずかしかった状況を何とか誤魔化すために、
必殺技の練習といったカノの言葉を信じた女の子。
自分も必殺技の逆上がりの練習をしているという。
そんな他愛もない話をした。
すると女の子に、
明日もお話をしよう
と言われた。
初めて明日の約束なんてしたカノは、
どこか浮かれがら、公園を出て行った。
そんなカノが家に帰ると、
家の扉が開いていた。
どうしたんだろう
と思いながら家を覗くと、
お母さんと知らない男がいた。
お母さんは、手を縛られて、
喋れないようにされていた。
なぜそんな状況なのかがとっさに理解できなかった。
お母さんのお気に入りのネックレスを持った男。
敵だ。
と判断し、男に衝突した。
しかし、カッとなった男が、
台所から包丁をとって襲いかかってくる…
この巻は、
今まで読んだカゲロウデイズの中で
最もスムーズに読み終わりました。
先がどうなるのかがすごく気になりました
カゲロウデイズV -the deceiving- (KCG文庫)
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