「鈴木大拙は、本を読んで悟ったんだよ。」


こんにちは、読書のすすめの小川です。


以前、お茶の先生である吉田晋彩先生にそう教えていただきました。


最近では、出光佐三の『人の世界と物の世界』の中でも、出光さんは鈴木大拙に教えを受けていたということが書かれていましたね。


数年前、僕自身、鈴木大拙の本を読むたびに???の連続で、諦めていたのですが、


以前晋彩先生に思い切って相談してみたんです。


「鈴木大拙の本を読んでも、正直全然分かりません。」


「鈴木大拙の本は、宗教の勉強をしていないと理解できるものではない。鈴木大拙は、本で悟った。だから、色んな本を読んで勉強しなさい。」


あれから、数年後。


再び鈴木大拙の本に挑戦してみたのですが、やっぱり難しい(笑)


でも、執行先生の『生くる』を読んでいて思いましたが、


僕たちはすぐに理解しようと求め過ぎているのかもしれません。




「わからぬままに突き進む」



すると、いつの日かハッと分かる日が来るかもしれません。



上の動画の中で、鈴木大拙は無限への憧れが必要だと言っていますね。



でも、本当に言いたいことは何の事だかさっぱりです(笑)


最近、肚をつくる読書会という読書会を毎月開催していますが、


この読書会ではすぐに分かる本は選ばないですし、


何度も考えなければいけないようなテーマを選んでいます。



〝肚をつくる〟のはあくまで結果。



それまでは、分からないことも参加者の皆さんとも考えながら、


自分で考えて、自分で実践してみる。



この英語でいうと、プロセスが大事だと思います。



それでも、分からないっていうのはモヤモヤするし、気持ちがいいものでは
ないですけどね(笑)



真の肚をつくるために、鈴木大拙の教えは見逃せませんよ!!



早速、僕もこれから、5回目の挑戦を始めたいと思います(笑)



鈴木大拙の本


『日本的霊性』←かなり難しめ


『東洋の心』←講演やエッセイ集なので、読みやすさはピカイチ