こんばんは、読書のすすめの小川です。




今日の昼間、こんなお客さんがいらっしゃいました。



「数検の申込受付してる?してない?もう2件も回ったんだけど、どこで受付してるか教えてよ!」



という主婦の方。




「○○って、雑誌はある?え?ない?おたくは、もっと雑誌を充実しないんですか?」



という男性の方。



同じく、不機嫌な顔をして立ち読みだけして何も買わずにお店を後にする男性の方々。



おかしなお客さんが多いなぁと思って、少し気分が悪くなっていたその時!





ある初老の男性のお客さんが、お店に入るなり



「この本取り寄せてくれる?ちょっと、そこの椅子に座らせてもらうよ。」



「この本なら、3~4日で入ってきますので、入荷しましたら連絡しますので、お電話番号をお聞かせいただけますか?」



と僕がお聞きすると・・・




「いいよいいよ、電話はしなくって。電話代だって、10円かかっちゃうんだから。勿体ないよ。」




その方は、実は近くのパナソニックの電気屋さんのご主人だったのですが、



「年をとって、足が悪くなってきたけど、良い事も増えてきたんだよ。本もゆっくり読めるようになったし、新聞も読めるしね。」



とまでおっしゃっていて、僕はその場で感動してしまいました。




買う方も売る方もお互いさまなんだよ。



ということを、教えていただいたような気がします。




そして、このご主人のお店に一度伺ったことがあるのですが、お店には松下幸之助さんの



「素直」



と書かれた色紙が飾ってあって、なんと!








ご主人が、松下幸之助さんにソックリ(*^。^*)






こうやって、松下さんの魂を受け継ぐ方が篠崎という下町にいてくださるっていうのは、ありがたいことじゃないですか!!



こういうことって、本では学ぶことができない〝生きた智慧〟ですね。



このご主人がお店を後にしたあと、ちょっと前に、お客さんの態度に気分を悪くした自分に、素直に反省しました(笑)