黎明?
「格差社会」という言葉が出るようになると、
陰陽の法則に従い、なんらかの革命が
起きるのが歴史の常です。
現代も「格差社会」という言葉が
現れていますが、革命という現象が
起こる気配がなさそうです。
「黎明 上下巻」の中で下記のような
文章がありました。
勿論、人間の意識の発達のある段階においては、理性的な思考にも意味があるのであって、粗雑な感情に振り回されて混乱した生活をするよりは、慎重に考えて行動する方が幾分ましであることは確かです。しかしながら、長期的にわたって(今生だけとは限りません)論理的な思考を中心とした精神活動を続けていますと、あらゆるものを既成の概念というフィルターを通して見るような習癖が出来上がってしまい、その世界観が唯一絶対であるかのような錯覚が生じるようになります。いったんこのような状態に心が陥ると、元々は自分の心で造り出している観念に、自分自身が支配されるという自縛の罠が完成し、その人はそれ以外のものの見方が全くできなくなって、本来は完全な自由を持っている意識を限定し、固定観念という迷妄の檻で囲った牢獄に閉じ込めて、真実を観えなくしてしまいます。」
以上「黎明 上下巻」より。
これにあるように、現代日本は、
自縛の罠が完成してしまっているのでしょうか?
少しスピリチュアリズムな本ですが、
充分読む価値有り!な本です。