ニュートンの見たこの世の美しさ
「唯識」に関する本を読んでいると、
私たちが今まで信じて疑わなかった「唯物史観」というものが、
いかに稚拙で浅い考え方だと理会してきました。
物理学の世界も、極微の先にある見えない存在についても
考えるようになってきていますし、後生大事に守ってきた唯物観を
そろそろ手放さなければなりません。
「唯識」は2000年以上前に発見された東洋の心理学ですが、
私たちはそろそろ「古いモノは劣っていて、新しいモノは優れている」
という間違った思い込みに気付かないといけないでしょう。
面白い本がありました。一気読みでしたよ。
保江邦夫著
この本で「えっ!」と思ったのが、この「神様の覗き穴」という言葉が
みなさんご存知のニュートンが言ったことなんだそうです。
少し長いですが、本文から下記にご紹介しましょう。
「ニュートンは、枝から落ちていくリンゴの運動など、地上で見られる日常的な物体の運動を数式で表しました。さらにそれだけではなく、惑星や衛生の運行として天上でくり広げられる宇宙規模の天体の運動にいまるまで、そのすべてをわずか2つの数式のみで描き出すことに成功したのです。そして1687年、彼はその発見を、全3巻からなる大著「自然哲学の数学的諸原理」(通称「プリンキピア」)の中で公表しました。2つの数式のそれぞれは、今では「ニュートンの運動法則」及び「ニュートンの万有引力の法則」と呼ばれ、誰もが知るところとなりました。宇宙のあらゆる物体の運動をこの2つの数式だけで解明することができるのです。ニュートンは「プリンキピア」全3巻のうちの最初の2巻を費やして、これでもかというほど、この驚くべき事実を丁寧に説いていきます。中略しかし、ニュートンは最後の3巻目において、このような近視眼的主張の愚かさに警鐘を鳴らすことを忘れてはいませんでした。いえ、それどころか「ニュートンの運動法則」と「ニュートンの万有引力の法則」だけでは、この宇宙のすべての秩序を説明することができない、とまで、はっきりと記しているのです。彼が「説明できないこと」の筆頭にあげているのが、私たち人間が持つ「自由意志」でした。そう、キリスト教において「神様が人間に与えてくださった力」として考えられてきた、自由な意志決定の発動である自由意志です。具体的に説明するとこういうことです。「プリンキピア」の1巻と2巻において論じた数学的な原理を、物体としての人間の身体組織にあてはめた途端、「人間は自由意志など持てない」という結論を得てしまうのです。つまり、すべての物体の運動が「ニュートンの運動法則」と「ニュートンの万有引力の法則」によって完全に決定されてしまっていることの延長として、人間の行動も自由意志によるものではなく、宇宙開闢以来、未来永劫にいたるまで、実はすでに決まったものでしかないということです。中略そのような結論にいたることは避けられないことを先読みしていたニュートンは、神様より与えられた自由意志が実際に存在する、という明確な経験的事実を説明するために、こういった説明を持ち出しました。「私たち人間はあたかも自由な意志決定により物体の運動を変化させていると思い込んでいるが、実はそれらはすべて宇宙のあらゆるところに神の力によるものである」と。そして、そのことを象徴的に「この宇宙にはいたるところに神様の覗き穴がある」と表現したのです。神様は絶えずそれらの覗き穴から、この宇宙の中に繰り広げられるすべての物体の運動を眺めていて、もしその運動が人間の関与によって左右される状況になったときには、その運動が人間の自由意志による決定に沿う形となるように操ってくださっているというのです。これがニュートンの見たこの世の美しさの背後に潜んでいた神様のからくりに他なりません。」
昔の科学者は、しっかりとした大いなる信仰心の元、
科学という思考をすすめていたようです。ただ「唯物」のみに
なってしまっているのは、その後の科学者の怠慢だといっていいのでしょう。
ゆえに、原子爆弾が作られたり、温暖化のような人類そのものの危機に
陥るような科学に抑止力が働いたのです。
かつて、ダビンチは時の王様から潜水艦の設計をするように
命令されましたが、完成寸前で「これは戦争に使われて人類の脅威になる」
と悟り、その偉大な発明の設計図を破り捨てたといわれています。
こちらの本の著者は現役の物理学者です。
物理学者が神様などと言うと「変な人」と言われそうですが、
ぼくは彼の言う世界が私たちが進むべき道だと思っています。
ぼくも変な人ですかね?(笑)
神様が覗き穴から見た図。(笑)
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