“わたしの家には鳥の足がはえている”
“すくっと立ち上がり猛スピードで走り出す”

とても面白い本でした。一気に読みたい本です。
ロシアの本です。この走る家というのはロシアの昔話に出てくるのでしょうか。
とても気になります。

主人公マリンカとヤーガである祖母バーバは走る家に住んでいます。家とヤーガのバーバは死者を送り出す役目を持っているのです。
マリンカはその役目を継ぐことを言われているのですが、あらがっていくのです。
このお話は設定も含め、生きていくことの意味を問うのです。自分の思い、世界を広げること、周りの人々の大切さ、お話が進むにつれたくさんのことをマリンカが知っていくのです。
本当に明日がわからないような過ごし方だけど、人との出会いはマリンカが変わっていくきっかけとなる、本当にいろんなことに気づける本です。

2019年のカーネギー賞ショートリスト作品