自作小説 「機械」 結その3 | どうも、ドクロ家DEATH!

どうも、ドクロ家DEATH!

きゃっきゃうふふな日々をご紹介、かーちゃん達にはナイショだぞー(゚Д゚)ノ


「フギャッ!」

「ウギャッ!」

たまねぎさんが力を込めて、体をおしたりネジったりするたびに
ボクチンは悲鳴を上げた


「ひびがはいったところは、いっぱいあるけど折れたところはないみたいだね」

「ドクロさんは頑丈だなあ」

部長はボクチンの体のアチコチをさすって調べている

「たまさん次はここ、おねがいします」


「あい・・・よっ・・・と」


「ぎへぇっ!」


「折れてはいないんだけど、すごい打撃をうけたから、神経が圧迫されてる」

「ほっといたら、息できなくなるところだったね」

部長は二コリとわらって怖いことを言った



部長の診断と、たまねぎさんの整体と気功・氣の力のおかげで

「ふう~~~・・・」

さっきまでの痛み、息苦しさがうそのようにひいていく


こうして、ボクチンの手当てが終わったころ

さらなる襲撃に備えて、外を警戒していたミコシさんと

ヘリコプターを誘導しに行ったゼータさんが戻ってきた


ミコシさん、ゼータさんについで、バー「なんと」に入ってきた女性がいた

上下パジャマにサンダル、右手に缶コーヒー

くつろいでいたところを、ムリヤリ呼び出されたってかんじのいでたち

安全第一 とかかれた黄色のヘルメットをかぶっているのを見て、わらってしまった


「う~わ~」

「すっごいのつかまえましたね~ なんさ~ん」


フロシキさんは

ソファにくくりつけらていたキノコ人間をみて、驚くこともなく

逆に興味しんしん、というふうに目を輝かせた


「ごめんね~~ ふーちゃん」

「よびつけちゃって・・・ねてた?」

なんさんがカウンターから声をかける


「ううん だいじょうぶですよ」

「テレビ見てオヤツ食べてただけだから」

「それに なんさんのところに呼ばれると、テレビよりおもしろいもの、いっぱい見れるから」

「たのしみにしてるんですよ~」

フロシキさんは目を細めて 笑いながら



つづく