自作小説 「機械」 転その14 | どうも、ドクロ家DEATH!

どうも、ドクロ家DEATH!

きゃっきゃうふふな日々をご紹介、かーちゃん達にはナイショだぞー(゚Д゚)ノ


ごりっぺは言った


「こんな形でお会いすることになったのが、本当に残念です」

「ドクロ部長なら、じっくりお話すれば私達の目的に賛同してくれると思います」

「・・・でも」

「命を狙おうとして、あれほど傷つけてしまったのですから、当然ですよね・・・」


ごりっぺはボクチンが激怒している理由を勘違いしたようだ


「それに、そうですよね」

「私達は、クッキーも私も日常を断ち切ることを心に決めて、この力を手に入れたのですし」

「それに・・・」

「ドクロ部長・・・あなたがお嬢様を悲しませて、傷つけてしまったのも事実ですし」

「こうなるのも・・・」


雨露部長がきいた


「「キミたちは・・・どうするつもりなんだい?」


ごりっぺは間をあけて


「私達はこれで去ります・・・」

「これから・・・さきほど雨露先生が話された」

「『パンドラの箱から噴き出した災厄』が、この家を襲います」


「サッキ ヌスミギキシタ!」


クッキーが空気を読まない報告をしてくれる


ごりっぺはかまわずに


「雨露先生には、一緒についてきてもらいたかった」

「そうすれば、お嬢様の御心も・・・」


ごりっぺは自分を奮い立たせるように首をふり


「こうなっては・・・、もう・・・自分の役目を果たすのみです」

「さよならです・・・ドクロ部長・・・」

「本当に申し訳ないです・・・どうか、いきのこってください」



くるりと振り向いたかとおもうと

閃光のように駆け出し、くっきーをだき抱え込み、ひととびで

バー「なんと」の窓を突き破り飛びだした


「ごりっぺええええええええええええええ!!」


ボクチンが叫んだ瞬間



ドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!



バー「なんと」が大きく軋んで揺れだした!!





つづく