吾輩はネコマタである | どうも、ドクロ家DEATH!

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きゃっきゃうふふな日々をご紹介、かーちゃん達にはナイショだぞー(゚Д゚)ノ

吾輩はネコマタである

名前はまだない


ネコマタとして長じるまえの、ただのネコであった時は

タマ ミー カンパネルラ 等と呼ばれていた


タマやミーはわかる

ネコの名前の定番だ

だが、カンパネルラというのは・・・

人間というものはよくわからない


ほこりあるネコマタとして生きるため

ネコとしての名前は捨てたのだ


飽食の時代だ

ノラとして自由を謳歌していても、そうそう命を落とすことはない


がしかし、やはりどうしても本性はネコ

人のぬくもりが恋しいときもある


今現在のネコとしての名前はガブリエルだ

何回か飼い主をガブリとやったからだそうだ


まあ、こうして飼いネコとしての生活を甘んじながらも

町内のネコたちのささいな小競り合いや、ナワバリ争いの仲裁なんかをしていれば

大妖怪ネコマタ様としての面目は保てる


だが吾輩はそれでは満足しないのである

史上、比べるものない偉業を達成し、妖怪世界に吾輩ありと金字塔を打ち立てるのである


まず手始めに

かの高名な水木茂氏に会い、吾輩の雄姿を世に広めてもらおうと出向いたのだが

いかんせん、境港は遠すぎた

あきらめた


人間社会は情報化社会だ

しかも現在は情報を受け取るだけでなく、発信することができる

そう、双方向インターフェースなのだ


吾輩は情報を集めることにした

町内のネコを使えば、おのずと情報は集まるのだが

いかんせん、進歩のない奴らだ


「2丁目の魚屋の奥さんは余った魚をくれる」だの

「マタタビでラリって交尾をするとサイコー!」だの

ケダモノか!


・・・ああ、ケダモノだったな最初から


つかえない奴らはほっておくことにして

吾輩が目をつけたのがインターネットだ

吾輩のご主人が眠りに就いた時

吾輩は活動を開始する


まずホームページを立ち上げた

「ネコマタ大先生がズバッっと解決!妖怪人生相談所」

というタイトルをつけた


現代社会のよどみにたまり、もがき苦しむ妖怪たちを救うのだ

おのずとネコマタの名声は広まり

妖怪社会に吾輩の名が金字塔を打ち立てるのである


笑いが止まらない


今日も迷える妖怪から相談のメールが入っている

件名は「ネコマタ様おすがりさせていただきます」


依頼主は・・・・

あかなめ・・・・だ


こうして吾輩は丑三つ時の、都会の明るい夜を歩きだしたのである



次回「あかは甘いか酸っぱいか!?」の巻き

お楽しみに!!




・・・・昼休みに思いつきで書いてみましたが

つづき、読んでみたいと思いますか?