近美展みてきた。 | 山田屋かわら版

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絵描き山田理矢の活動報告など。

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一応宣言したとおり、市民展用の作品を描いております。
↑この画像はそれじゃないんだけど、まあモチーフとかちょっと被ってるかな。
先月喫茶ギャラリーに出した作品です。今確認しようとして、F3だと思ってF3のスケッチブックの中を探してたらF4だった。
これは最初から、このぐらいの仕上がりでいいやと思って描いていたのでまあまあの出来(笑)
じつは自分では失敗だと思っていて、後で同じのを描き直そうと思っているからここには出していないという絵がけっこうあったりします。


さて
そんな中、昨日はネット仲間展のお友達KNakajiamaさんが出品されている
近代日本美術協会展を観てまいりました。
・・・そうです、サイズを間違えていて出品できなかった公募とゆうのがコレです(笑)
一応、ここの協会が主催する公募展はF8程度までの小品展とサムホール展は観ていたんですが、
今回の東京都美術館でのコレが、本展ということなのかな?

正直、小品展では、そこまで
「うわあこんなすごいとこへとてもとても出せやしない」というほどのレベルとは思わなかったんですが、
さすがに今回は50号以上がズバズバっと居並ぶ豪華展示で(まあ会場が会場だからな)
ちょっと圧倒されました。
なんていうかなあ、
8号以下やサムホールだけが並ぶ会場の作品て、はっきりいって
「50号100号をこなす人が小さいのを描いている」のか、
「小さいのしか描けない人が描いている」のかが、見分けつかないんですよ。
でも今回の会場では、50号100号を「描いている人」は「こなす人」だな、ってよくわかりました(笑)
要するに、「おっかなびっくりやっと画面を埋めている」みたいな人は
少なくとも展示されている中には、いないと。

・・・ま、小品展しか見てない頭で出品しようとしてはいたわけだけど
実際に出品する前に、ここの本当のレベルを知れてよかったかも(笑)

しかし
ここって募集のうたい文句が
「東京都美術館にあなたの作品を展示しませんか?」だし、
お金払えば個人的に作品を作品集に掲載させたりポストカード作って会場で売ってもらったりできるので
基本的に、「応募すれば展示される」っていうやつかなと思ってたんだが
さすがにそこまで甘かったら、こういうレベルの展示にはならないよなあ。
審査員の名前とか人数とか、応募総数がいくつでそのうちいくつ入選してるとか
そういうの公表されないようなので(あえて伏せてるのかも?)
まあ、変に傾向だの対策だのに気を回したくないって人には、純粋にがんばりがいがあるのかも。

わたしも、
次回ここに応募するとかどうとかはともかくとして
今、20号で樹だの岩だのが出てくるやつを描いているので
それ系の、写実風景画を特に重点的に観察しまして、あらためて
「やっぱ、サイズでかくても細部もここまでやらなきゃいけないんだ」と確認いたしました(笑)
そういう意味でも今回観に行ってよかった。
ま、ここんとこけっこうお気に入り作家さんの個展を見せていただいてはいたんだけど
さすがに大作でも個展では、20号とか30号とかが上限だったので
久々に100号クラスをいっぱい観て、勉強になりました。
・・・あんまりしょっちゅうそういうの観てると疲れちゃうんだけどね(笑)
たまにでいい。でかいのは。

てことで、引き続きがんばりまっす。