LOOP vol.8が終わってからもう10日以上たとうとしてる。LOOPっていうイベントは、なんでかわかんないんだけど、消化したり客観的に見たりするのに時間がかかるんだよね。
あれから10日くらいたって、やっと自分が次に向かう場所が少しわかった気がする。
今回のイベントのテーマは「僕たちの物語」。
新リーダー志村禎雄の語りから始まったこのイベントは、彼が語る通り、出演者たちの影の部分にもスポットを当てることで、よりステージ上の光を奥深いものにするっていう演出でした。
あとは、等身大っていう言葉にしちゃうと安っぽくなってしまうんだけど、ステージの上の読モもそれを応援してくれてるファンのみんなも、そこに区別とかはなく同様に物語の登場人物で、一緒にその物語をつくっていってるっていう事実が伝わってくれたらうれしいなと思う。
そしてもうひとつのテーマとして、よぢとむもんの卒業により始まった「読モ戦国時代」。
事前に僕も「誰が主人公になるのか?」ってあおりまくったおかげで笑、だいぶみんなのクオリティーもあがっていってるなって思う。
DRESS_No.もようやくアーティストっぽくなれたし、XOXもZOLAも外で戦い続けてきただけあって、読モかどうか関係ないくらい成長していってるなって感じました。
LOOP vol.4でも実は同じ代々木第二体育館でやってるんだけど、あの頃とあきらかに景色が変わったなって思う。だからこそ思うことがあって。
それは読モ出身っていうキーワードで集まっているこのLOOPというイベントが、現状のやり方だと正直限界だなって。
今の読モシーンをひとつのステージでまとめることは無理がある。
アーティストたちはアーティストたちのステージがあるべきだし、FLASHをはじめとするファッションチームにはファッションショー専用のステージが必要だし、今回LOOPには入れ込んでないけど、さんこいちが主催するジョイフルのようなバラエティ色が強いものに関しては、それ専用のステージが必要で、そういったものがすべて集まったイベントがLOOPであるべきだなと思った。
一番イメージに近いのはニコニコ動画が主催する超会議のような形なのかなと思う。
今のままLOOPをやり続けても、おそらくこれ以上、このシーンは大きくならないし、LOOP自体のやる意義がなくなってくるなって正直思ってます。
なのでいっぱい考えて、またvol.9でそれを実行していきたいと思っています。最近さ、他のイベント見たりして思うんだけど、やっぱりLOOPは続けなきゃなって改めて思ってるんだよね。
まあこんな感じで、出演者たちのみならず、僕ら運営側もいろいろ戦っています。
元日本マクドナルドの社長の藤田田さんの言葉で、
『傍観者になるな!当事者にならないと成長はない!』
っていうのがあるんだけど、ステージ袖でその戦ってる姿を見てると、ほんとその通りだなぁと思う。
不安や焦りを抱えながらも現実と戦い続けることで、僕たちは「僕たちの物語」の当事者でい続けるべきだなって思う。
だからこそこれからも戦い続けようと思った、キラキラしたステージを見ながら。