オルフェーヴル
(牡、父ステイゴールド、母オリエンタルアート、栗東・池江泰寿
)
●新馬戦 2人気1着
【レース前短評】
G1馬・ドリームジャーニーの全弟。
新馬戦に強い池江寿厩舎らしく
質・量とも十分に乗り込まれ、
二週連続で栗坂53秒台前半-ラスト1F12秒台の
水準の時計をマーク。
ただ、いずれも時計の出やすい
朝一に近い時間帯での追い切りだけに、
過大評価は禁物。
素質の高さと仕上がりの良さは認めつつも、
人気とリスクのバランスを考えて
あえて評価を下げてみるのが面白い。
(競馬力養成講座
・第192回より抜粋)
【レース後短評】
新馬戦に強い池江寿厩舎らしく
調教の印象通り素質の高さと仕上がりの良さを生かして勝利。
良血馬が多いため基本的に人気サイドがほとんどですが、
時計なりに走るケースが多いので
狙いやすい厩舎ではあります。
(競馬力養成講座
・第194回より抜粋)
●シンザン記念(G3) 3人気2着
【レース前短評】
前走の京王杯2歳S(G2)は本質的に距離が短すぎた上に、
内にモタれてスムーズさを欠く若さ丸出しの競馬。
ただ、前々走の芙蓉Sではスローな流れを
阪神JF(G1)2着馬・ホエールキャプチャが楽に逃げる展開で
後方から追い込んでクビ差まで迫ってきたように、
決め手はこのメンバー相手でも十分通用するもの。
右回りコース・距離延長と条件替りは魅力。
最内枠を生かしてうまく脚を溜められれば、
一発があっても不思議ではない。
(当ブログ
より再掲載)
【レース後短評】
前走同様スタート出負けし後方。
折り合いに専念して内から徐々に進出し、
最後は上がり最速の末脚で追い込んでの2着。
やはり右回りコースのほうがスムーズな印象。
安定しないスタート・気性の若さは引き続き課題だが、
マイル路線では楽しみな馬となりそう。
(当ブログ
より再掲載)
●きさらぎ賞(G3) 2人気3着
【レース前短評】
好メンバー揃いの前走のシンザン記念(G3)では、
距離延長・右回りコース替りと条件が好転したこともあり、
芙蓉S(OP)で見せた強烈な末脚を再現。
休養を挟んで精神面・肉体面ともに成長が窺えたのは収穫だった。
この中間も二週連続栗坂ラスト1F12.3を余力残しでマークするなど
素軽さを感じさせる時計を連発しており、引き続き好状態をキープ。
このメンバー相手でも決め手勝負なら最上位。
(当ブログ
より再掲載)
【レース後短評】
初距離ということもあり後方で折り合いに専念。
溜めれば良い脚を使えることは再確認できたものの、
もう少し前目のポディションでも競馬ができないと、
展開に左右されてしまうケースが増えそう。
(当ブログ
より再掲載)
●スプリングS(G2) 1人気1着
【レース前短評】
前走のきさらぎ賞(G3)は、
初の1800mということもあって折り合いに専念。
不向きな展開で逃げ馬を差し切るまでには至らなかったものの、
マイル戦同様強烈な末脚を使えたことは収穫だった。
まだ自分からポディションを取りに行けるほど
折り合いに不安のないタイプではないだけに、
相手強化の今回は展開の助けが必要になりそうだが、
外差しの決まる馬場なら侮れない。
(当ブログ
より再掲載)
【レース後短評】
前走のきさらぎ賞(G3)よりも折り合いはスムーズ。
外から早めに動いて勝ちに行く競馬が出来たのも収穫だった。
この内容なら1Fの距離延長も全く問題なさそう。
あとは、減り続けている馬体の維持と
スムーズさを欠いた左回りコースの克服が課題。
(当ブログ
より再掲載)
●皐月賞(G1) 4人気1着
【レース前短評】
前走のスプリングS(G2)は、
今までよりもスムーズに折り合って
外々回りながら差し切る強い競馬。
決め手勝負になればこのメンバーでも最上位クラスなのは間違いない。
ただ、その前走にしても内にモタれていたし、
よりモタれる左回りコース替りは大きな懸念材料。
また、減り続ける馬体も気になるところで、
今年に入ってすでに4戦目で上積みにも疑問。
決して立ち回りの巧いタイプではないだけに、
フルゲート18頭・開幕週の馬場では
差し届かずといった場面も十分想定できる。
以上リスクを考慮して今回は軽視してみるのが面白い。
(競馬力養成講座 ・第307回より抜粋)
【レース後短評】
決め手勝負の流れになれば世代トップクラスであることを改めて証明。
今までのように左回りでモタれるようなところを見せなかったし、
距離延長・スローペースでも折り合いが付いたのは収穫。
この内容なら距離が延びるダービーでも楽しみ。
一点だけ気になるのは馬体が減り続けていること。
次走は再度の長距離輸送で馬体を維持できるかがカギ。
(競馬力養成講座 ・第308回より抜粋)
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