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池田独の独り語り

池田独のひとりごとと、小説のブログです。

漫画、小説、ぼそぼそマイペースに呟きます。

時々、文章なんかも書きます。しばしのお付き合いを・・・

なかなか気温が下がらなかった9月10月が過ぎて、初雪も遅いと言われておりましたが。

初雪降った!と言われても夜中じゃあねえ、朝には溶けちゃってるし…とおもってましたが。

いきなり15センチも積もらなくてもいいじゃないのよ!という突然の冬景色。

毎年のことですが急に、となると身体が置いてけぼり。

半世紀も生きてると、寒いのは辛い。

が、しかし。年齢相応なんでしょうけど、私も更年期、というやつがピークらしく、やたらと暑がりなんですよ、今のところ。

一方、足とか冷えてしまうとなかなか暖まらない。実にめんどくさいんですよ。

でも真冬にぐるぐる巻きになって出かけるのは嫌いじゃない。

今年はかなり前に編んだマフラーをほどいて、スヌードに編み直しました。

これね、すっぽりフードみたいにかぶる事もできるんですよ。これがあれば、フードのないジャケットでもあったかい。

冬のニットはいいね。

手の関節が痛むことがあるので、前ほど長い時間集中して編むことは出来なくなってきましたが、少しづつでもやっぱり編みたい。

冬はまだ始まったところですが、今年も手編みを楽しもうと思ってます。

何か月もほったらかしている間に、大きな地震がきてしまいました。

 

揺れ自体は札幌はまだましなほうで、それでも清田区などは大きな被害が出ていて、自宅に住めない人たちがまだ沢山いるという状況です。

 

震源地付近は亡くなる人もいて、一瞬の出来事でこんなことになるなんて、とわが身に降りかかってあらためて恐ろしいと思いました。

 

幸いさらに大きな余震はなく、震源地付近以外は平常を取り戻していますが徐々にわかってくる被害の大きさに、まだ不安がぬぐえないです。

 

東日本の震災など、辛いけど尊い経験談から学んでいたことも多かったとは思うのですが、やはり災害というのはいつでも想定外なんですね。予想外は沢山ありました。

 

例えば、タブレットの充電が充分であっても、ネット環境自体が機能しなくて情報を得るのがラジオしかなかったり。東北の震災ではSNSは生きていたけれど、今回の地震ではそれを中継するシステム設備自体が電力がなく、電話機能だけではなくネットにもつながらなくなりました。

 

あの日、揺れが収まってからまず、風呂場に行って水が出るのを確認すると念のため浴槽に半分ほど水をいれておきました。大きめの鍋にも水をたっぷりと。懐中電灯は二本、電池式ランタンは二つあるので、すべて居間に持っていき(これは一年ほど前に深夜地震があったとき、電池を入れ替えてありました)、ガスが来ていることを確かめてからご飯を鍋で炊きました。おにぎりを作って、少し早めに仕事にいきましたが、通勤途中についている信号機が一つもなかったのでかなり広範囲で停電になっているのを知りました。

 

私の職場はあの時ネットでずいぶんその名を広めたあの小売業なのですが、うちの店は商品の破損などもなく、ただ停電のため冷蔵庫は止まってしまい、レジも止まってしまっている状態でした。幸いな事というべきか、レジが止まっても発注用の端末でレジ作業ができるようになっているのは知っていたし、この時店には私一人ではなく上司がいたということもあってどうにか開店しました。

 

でもこれは単に最悪な状況ではあったけれど幸運な状況がたまたまうちの店舗にはあったということであり、会社の指示でも何でもなく個人の判断で開店したというだけのことであって、褒められるようなことはどこにもないと私は思っています。多分あの日開店していた店は何が何だかわからないまま営業した、というのが本音なのではないかと思います。休憩をとることもできずに、7時間もずっとレジを打っていた。しかもいつもの仕事とは勝手が違うので神経は張りっぱなしです。そしてあの日開店していたからと言って、賞与がでるわけでもないw

 

ただ、私たちは2,3日で停電から解放されましたが、そうではない人たちもたくさんいた。少なくともわたしがあの日接客したお客様はみな冷静で、文句を言うことも無くむしろ「頑張ってください」と私たちを思いやってくださいました。でもそれも短い期間の「非常時」だからであって、長く続けばそれどころではなくなると思います。

 

わが家は古いマンションなので、水も出たし、ガスも使えました。でもオール電化住宅だったり、水をくみ上げているタイプのマンションは停電だけでは済まないんですね。水が出ないので一番困るのはトイレ。うちの母の知人宅は目の前の公園のトイレに行列ができたそうです。そして今回意外とよくいわれたのが「炊飯器が使えなくてごはんが炊けなかった」という事。今どき鍋でご飯を炊いたことなんてないんだろうなあ・・・と思いましたがオール電化住宅であればその鍋さえ使えない。いかに普段の生活が電気によって快適になっているか、便利であるかを見せつけられました。

 

札幌は一部、液状化現象で避難せざえるを得ない方もいましたが、ほかは停電しているというだけで自宅にいた人たちがほとんどだったようです。被害の少なかった地域は日中は外で焼肉したり(市内の交通機関がすべて止まってしまったため会社が休みになった人が多かった。これはいい判断だったと思います)、パークゴルフを楽しんでいる人もいました。生活物資調達に走り回る人も多かったのですが、一方で突然の休日も楽しんだ人が多かった。それを見て、札幌は大丈夫そうだなとほっとしました。

 

手軽にアウトドアを、と言われる昨今。もちろんそれもいいとは思います。子供が小さかったりすれば手軽にアウトドアは楽しめた方がいい。でも、アウトドアやキャンプって、実は日常を離れて「不便を楽しむ」ものなんですよ。いつもならスイッチ一つで炊けるごはんも、火をおこしたりガスバーナーを使って火を弱めたりして、それなりに時間と手間を使わなければ炊くことはできません。明かりも充分ではないし。

北海道は七輪やBBQコンロを所有している人が大変に多くて、アウトドア慣れしている人は多めかもしれませんが、本当の意味でのキャンプを知っている人たちはこの状況でもあまりダメージなく過ごせたのかもしれません。日常生活と何ら変わりのないキャンプなんてあったら、それはキャンプじゃないですからねー。キャンプは嫌いという人の多くはその「便利」から離れるのは面倒なのだと思うのですが、「不便を楽しめる人たち」はそういうときでもしっかり生活していけたりするんではないかと。もっともこれも自宅にいて、短期間の不便さだからですけど。

 

そして電気自動車で発電していた!という強者も身近にいました。奥様のご両親が電気自動車を使用していて、娘宅にやってきて娘婿一家一緒に過ごしたそうです。賑やかそうでいいなあ。

 

被害の大きかったところももちろんありますが、ほかは日常を取り戻しています。電力復旧に尽力してくださった電力会社の作業員の

皆さんには本当に感謝しています。

 

だらっと書いてきましたが、最後に。北海道は元気にやってます。ここからが、なんでもおいしい時期なのでぜひ遊びに来てください。航空運賃などのお得なサービスなどもあるようだし、10月になれば紅葉の便りが届くようになります。私達北海道の人が当たり前すぎて気付かない、面白いところを見つけに来てくださいね。

そして今も避難生活をしている方々、お辛いと思います。私には何もできないけれど、せめて北海道の日常を回していこうと思います。早く皆さんにもその日常が、以前になるべく近い日常が訪れるように祈っています。

六月に入ってから急に暑くなったり寒くなったり、そしていま北海道は「梅雨」です。もうなんだかわからない。気候のせいか、なんだか疲れやすいです。いや、たぶん更年期です。

そんな天候に恵まれない中、六月半ばにまた、一人で温泉一泊してきました。

相変わらず宿泊条件は「温泉付き、格安、札幌から近い、食事は食べ放題」というやつで、探せばあるのだこういうのが。

で、今回は

洞爺湖温泉に行ってきました。

去年行った登別からも近いんですけどね。

毎年、娘のいる函館に行く時に側を通るのですが、温泉街まで足を延ばすのはなんと10年以上なかった!という事に気がつきました。

確か前に行った時は、有珠山が噴火した翌々年(2002年)。随分ご無沙汰したものです。

そして今回天気もあまり良くなく、気温も低め。去年の登別行きは天気良かったのであちこち寄り道しながら行きましたが、この旅ではそれほど観光もしませんでした。

でも通り道にある京極町のふきだし公園には寄りましたよ。

駐車場から吊り橋を渡って…

名水百選にも選ばれている、超軟水、と言われるまろやかなお水が湧き出ているところです。

無料で汲み放題。私もペットボトルに少しもらいました。




立派なヤチダモの木が沢山あります。
この日は雨の降り出しそうな天気で肌寒かったのですが、夏はとっても涼しいんですよ。

さて、ここから洞爺湖まではあっという間。まだチェックインまで時間があるので、洞爺湖周辺を散歩してみることに。

洞爺湖周辺は彫刻公園になっていて、のんびり歩きながら作品を眺めることができます。ほんとはレンタサイクルを利用して、あちこち散策しようと思ったのですが、なんたって寒い。遊覧船に乗るのも寒そう。というわけで、ぶらぶらしてから少し早めにチェックインしました。


着いてびっくり。
シングルプランで申し込んだのにツインだぞ?!

フロントによると「あ、料金はシングルです」との返事。

広い。私の部屋より広いじゃないか。

今回も料金が安いぶん、山側の部屋で湖は見えない、しかもホテルの搬入口が丸見えというところなんですけどね。

実は今回泊まったホテル、洞爺湖ではかなりの老舗。しかも去年泊まった登別のホテルと同じ系列。でも、こちらの方が温泉施設は新しい。8階と地下に二つの大浴場があり、時間帯で男女入れ替えになってます。

ただ、このホテルは目の前に観光遊覧船乗り場があるのですが、おそらく船からここの8階露天風呂は丸見えに近い。夜ならいいのでは、と思うかもしれませんがナイトクルーズがあるんですよね。

というのも、洞爺湖温泉はロングラン花火大会、というのがほぼ年中毎晩開催されてます。もちろん、露天風呂から見る花火、というのはいいものですけどね。

しかし、そんな心配をする人のために!なのか、露天風呂のとなりに「足湯テラス」というのがありまして、足湯に浸かりながら花火大会を見る事が出来るようになってました。浴衣を着たままでオッケーですよ。

シーズン的には思ったより観光客は少なめだったような気がしました。夏や冬だともっと混むはずなんですけど(実際、予約が取れない)、そのおかげでゆっくりお湯に浸かる事ができました。

あと、ご飯。

これは朝食の一部(このあとおかわりもしたので。何度も言いますがひとり旅です。全部ひとりでいただきましたw)。美味しかったですよ!

すぐ目の前にコンビニもあったし、快適でしたねー。ここはまた行きたいなぁ。

どうしてもひとりプランだと、一万円以下、というのが少ない。でも、別に特別贅沢じゃなくても、誰かの作ってくれたご飯をいただいて、片付けもしなくていい、お風呂にはゆっくり何度も浸かれる、しかも好きな時間に自由にしていい。これだけでも家事育児などに追われる人にとってはとんでもなく贅沢!なのですよ。

だからこういう格安プランのお一人宿泊、もっと増えるといいなぁと思います。

ちなみに今回お世話になったのは洞爺湖温泉万世閣というところ。ご興味ある方はチェックしてみてくださいね!

札幌駅から送迎バスが出ているらしいですし…

また来年も行きたいけど、どうだろうなぁ。