【説明】

売春婦殺害容疑で逮捕されたポン引き、ラコースから弁護依頼を受けるが、被害者は何度も窮地を救ったことのある、かつての依頼人グロリアだった。彼女が名前を変え、ロスに戻り、娼婦に復帰し、殺されていたとは驚きだった。事件を独自に調査したハラーは勝利を確信し、ラコースの弁護を引き受けることにした。

グロリアは高級ホテルに泊まっている客に呼ばれ、客室に行ったところ応答がなく、空振りに終わって自宅に帰り殺害された。ホテルロビーの監視カメラ映像から尾行していた男の存在がわかる。その正体を突き止めたハラーは、罪責の神々である陪審員の前で、男を訊問し、黒幕が誰かを暴いていくのだったが…。

 

【読後感】 4★★★★

HBシリーズのほうが面白さはあるが、十分に引き込まれるストーリー。依頼人は殺されかけたが、何とか一命をとりとめ、調査官は法廷で拳銃自殺、麻薬捜査官ははめた麻薬カルテルのメキシコ人に殺害される。民事で同依頼人の弁護をして、金も潤ったところで終了。