【説明】

世界的に名だたるトレジャーハンター、ファーゴ夫妻。二人は地球温暖化の氷河への影響を調べるため、北極圏へ調査に訪れた。作業は順調に進んでいたが、ある地点で磁気探知機が激しい反応を示した。氷の下に、自然ではありえない巨大な人工物があるのだ。氷の層を掘り進むうち、木造の物体が見えてくる。やがて目の前に全貌を現わしたものは、中世の北欧ヴァイキングが使っていたロングシップと呼ばれる木造船だった。しかも長いあいだ氷の中にあったため、船はほぼ完全な状態で保存されていた!

北極圏の氷の下から姿を現わしたヴァイキング船。その船内からは、驚くべき積み荷が発見される。それはヨーロッパのものではなく、アメリカ大陸のものと思われる遺物ーアステカやマヤなど、中米の滅び去った文明の品々だった。ヴァイキングは、アメリカ大陸と交流があったのか?調査を進めるファーゴ夫妻は、メキシコで栄えた都市国家トルテカの存在にたどり着く。だがそこには、二人への復讐に燃える仇敵の罠が迫っていた!葬られた歴史の謎を解き明かす、巨匠の歴史冒険ミステリー。

 

【読後感】 3★★★

相変わらずの話の展開。ものすごい発見をしたファーゴ夫妻にしのひ寄る悪を撃退しながら、探険中。

ファーゴ夫妻は巨大なエメラルドを見つけ、協力していた姉が敵と通じていたが、最後に殺される。主犯は逃げ、弟は刑務所で殺される。いつものパターン。