【説明】

17歳の冬、郷里の柏崎で田中角栄に出会い、偶然の再会を経て秘書になった著者。以後、彼女は越山会など政治団体の統括責任者として三十余年にわたって田中を支え続け、行動的で人情厚く絶大な人気を誇った元首相の栄光と挫折を、目の当たりにした。死後7年を経てなお、その評価が論議される「平民宰相」の素顔に迫った鎮魂の回想録。単行本に大幅な加筆を施した、決定版の角栄評伝。

 

【読後感】 3★★★

田中角栄の側で仕えた秘書のコメント。ロッキード事件の黒幕はアメリカなりと、かの田原氏が言っていたのであれば、そうかもしれないと思えるような側近の日記だった一冊。