夏目漱石の作品。

お金と、家族の関係が主なテーマになっている本作。裕福ではないものの、色んな周囲の人からお金をつけられる主人公の健三。

また、健三と奥さんの夫婦間のあり方も今作の大きなウエイトを占めています。

漱石本人を大いにモチーフにしていると思われるこの小説。

道草というタイトルには、「漱(草)」石の「道」程という意味も込められているのかなと、深読みしてしまいました。