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早稲田大学の演劇博物館では『生誕100年 越路吹雪衣装展』が開催されています。

 

▲撮影スポット 展示室は撮影不可です

 

 小6の時の担任の先生が越地吹雪さんのファンを公言していたのですが、なんかピンとこなかったのが思い出されます。実はすごい人だと知るのは後々のことでした。

 

 RCサクセションの『サントワマミー』か越路さんのヒット曲のカバーなのでした。シャンソンの奥深さはわかりませんが、映画音楽やCMなどで慣れ親しんだメロディも多く、その世界に越路さんは欠くべからざる方でした。原曲のまま歌うのではなく、聞いた方がわかるように日本語訳してもらったのです。そのほとんどが岩谷時子さんの訳詞です。二人は越路さんが宝塚歌劇団新人の頃に知り合い、退団後マネージャーとして二人で夢の階段を駆け上っていきます。

 

劇団四季の浅利慶太氏との出会いは邂逅というべきものであって、越路主演の公演プロデュースを始め、歌へのアドバイスなど、越路へのバックアップは多岐にわたりました。岩谷は「浅利と越路は芸術家として心が深く通い合っていた」と回顧しています。

 

展示会は演劇博物館が所蔵する舞台衣装が目白押しです。ファッションが好きで、ニナ・リッチの本店には、越路の胴の木型があるほどでした。バッグも大好きで、エルメスやルイ・ヴィトン、フェンディなどを愛用、パリのエルメス本店で革の手袋を購入する際に「全色頂くわ!」と言った話が残っています。ロング・リサイタルで着用したイブ・サンローランのドレスが並びます。靴やブレスレットも陳列されています。<6月20日から展示が変わります。前期・後期の両方をご覧ください>

 

▲展示会チラシ<表> 早稲田大学演劇博物館

 

▲展示会チラシ<裏> 早稲田大学演劇博物館

 

■概要

『生誕100年 越路吹雪衣裳展』

前期:4月25日~6月18日  後期:6月20日~8月4日

開館時間:10:00~17:00 (火・金曜日は19:00まで)
休館日:5月3日(金・祝)~6日(月・振休)、29日(水)、6月5日(水)、19日(水)、7月3日(水)、17日(水)
会場:早稲田大学演劇博物館2階 企画展示室 (最寄駅)東京メトロ早稲田駅
入場無料

 

求道の方、越路吹雪さんと出会ってください。