『大礼服姿大隈重信石膏像』  2020/10/1撮影

早稲田大学歴史館にある写真撮影OKスポットだ。

 

大隈の全身像は4つあるとされる。これは小倉惣次郎による初代のもので、1903年完成、1907年に以前の大学中央広場に置かれた。現在早稲田キャンパス中央にある三代目像に代わり、現在は大隈講堂北側回廊に立っている(遠くから拝見することは可能)。

 

写真の像はその像から模った石膏像である。

 

二代目はどこへ、ということだが、かつて芝公園に置かれていた衣冠束帯姿のものがあった。いつなくなったかは判然とせず、戦時下の金属供出といわれる。

 

四代目は国会議事堂の中央広間にあるフロックコート姿の銅像となる。

 

大隈重信侯は肉声もいくつか残っている。その一つが歴史館で拝聴できる。

 

『憲政ニ於ケル輿論ノ勢力』

 

1915年、市島謙吉の発意でレコードに盤に吹きこみ、全国に配ったものである。この試みが影響したか定かではないが、選挙に大勝した大隈内閣は政治を担う。

 

上の像のすぐ横で聴ける。リーフレットもあるので、むずかしくない。ぜひ一度足をお運びください。