『日向坂で会いましょう』 <8/16放送>で河田陽菜が語っていた爆笑?怪談に出てきた“そろばん小僧”について調べてみましたよ。

 

京都にいた妖怪、ということでしたが、京都出身の松田好花が「知らない」という反応を見せていました。それもそのはず、京都と言っても市内ではなく、西側にある亀岡市西別院町に現れた妖怪だそうです。名前は「算盤坊主」です。そこから派生して「そろばん小僧」なんですね。

 

「夜遅く、西光寺の側にある一本の榧の木に下で坊主に見える男が算盤を弾ているという。それを算盤坊主と言い、狸の仕業とも言われるが、かつてこの寺の小坊主が算盤の事で和尚に怒られ、その木で首を吊って死んだともいわれる。」『口丹波口碑集』 郷土研究社・大正14年

(参考 怪異妖怪伝承データベース より)

 

西光寺は現在もありますが、同名別寺の可能性もあります。亀岡市は大本教事件でも有名ですし、今も聖地になっています。酒呑童子の首が祀られている首塚大明神(京都市)も接したところにあります。

 

なぜ、河田さんの泊まった山口県の宿泊所に算盤小僧が出たのかはわかりません。