ソーサラーの魔法によって、肉体だけが操られたライダー達に攻撃されたブロガー達(+ライトル)。
絶体絶命の状況に追い込まれたその時…火事場の馬鹿力を解放したライトルと、全身全霊で魔力を放ったラディの所業により、状況は一変。
そして、本来ならばあり得ない「奇跡」が起きたのだった…。
「コラボとカードと黒い奴」第7話、どうぞ!

「tomogguさんが…タジャドルコンボになった?!」
「何かよくわかんねぇけど、めっちゃ眩しいぞー?!」
目の前の出来事にライトルは驚き、タジャドルから発せられた強烈な光にフォーゼは目をやられていた。

to「ぐううぅぅっ…!」
全身に激しい火花を纏わせながら唸りを上げるtomogguさんの姿に、嫌な予感を抱いた鎧武とドライブはその場から離れようとするも、魔法には逆らえず、動きを止めて見ている事しか出来なかった。
そして…。

to「うぉおおぉおおおーーーっ!!!」
『うわぁあぁあああああ!!!!!!!』
tomogguさんは彷徨と共に強烈な電撃…に似た炎を放ち、それは近くに居た鎧武とドライブに思い切り直撃した。


炎を喰らった鎧武とドライブの全身は炎に包まれ、それは彼らを支配するカードにも燃え移った…。

「…あれ?体が…自由に動く!!」
「まさか…先刻喰らった、あの炎のお陰…なのか?!」
…カードのみが燃え尽きた後、鎧武とドライブは小さな光に包まれながら立ち上がり、自分たちの体が自由に動く様になった事に驚いていた。

「何だ?!何が起きやがったんだよ?!」
「馬鹿な…私の魔法が破られた…だと?!」
鎧武・闇は目の前の事態に驚き、術破りという予想外中の予想外の所業を見せつけられたソーサラーからは、余裕が消えた。
そして、tomogguさんが次に向かった場所、それは…。

「お、俺?!次は俺が燃えるの?!ちょ、ま、待てって!!」
…tomogguさんの向かう場所が自分だと気付いたウィザードは狼狽え、制止するが…。

to「ハァァッ!!」
「ぐわあああっ!!!」
炎を纏った拳を思い切り喰らったウィザードの体は、宙を舞い…。

地に叩き付けられた直後、カードを巻き込む形で全身が炎に包まれた。

「…体が、動かせる!あの炎のお陰なのかな…って、ブログ主?!」
カードが燃え尽きた後、ウィザードも鎧武達同様、体が自由に動かせる様になった事を実感した。
が、直後、ラディの姿を見て驚きの声をあげた…。
…そんなやりとりがある事なぞ知らず、tomogguさんは新たな場所へと向かった。

「えっ…つ、次は俺なのか?!やめろって!!俺は焼いても美味しくねぇ!!!」
ライトルの腕にぶら下がったままのフォーゼは混乱しつつも、制止するのだが…。

to「おりゃあぁぁっ!!!」
「うわああああああっ!!!」
tomogguさんのアッパーを喰らったフォーゼの体は、火柱に押し出される様に宙を舞い…。

(…ん?燃えてるのに、熱くないぞ??どうなってんだ??)
地に叩き付けられた後、カードを巻き込む形で全身が炎に包まれた。
燃えているにも関わらず、熱さも痛みも感じない事を不思議に思いながら…。

「…おっ?!体が動かせる様になったぞっ…うわっ?!」
「ちょ…フォーゼ、大丈夫かよ?!」
カードが燃え尽き、自由に動ける様になったフォーゼは浮かれすぎたのか、体がよろめき倒れかけた。
そんなフォーゼを、ライトルが支えて助けた。
tomogguさんが新たに向かった場所は…。

「…ジョーカー。tomogguさんが…」「ああ、解ってるぜ相棒…」
次は自分の番…そう理解したW…否、ジョーカーは立ち上がった。

目の前には、凄まじい炎を発するtomogguさんが居た。
足先に眩い光を放つ炎を纏わせ、自分達を攻撃しようとしているのは明らかだった。
「…操られていたとはいえ、背後から蹴り入れるなんて卑怯な真似、許される訳がねぇ…けどな…」

「…蹴りを入れたのは、俺だけだ!!相棒は…サイクロンは関係ねぇ!禊は、俺だけが受ける!!」
そう言うとジョーカーは、サイクロンに蹴りが当たらず、自分にだけ全てのダメージが行く様に体を動かし、tomogguさんのキックを受け入れた。

「…へへっ、ナイスキックだったぜ?tomogguさん…」「ジョーカー…君という奴は…!」
to「………」
キックを喰らったジョーカー側の体のみが燃え、またカードも燃え盛った。
辛そうな声音で相棒に呆れるサイクロン…そんな2人を、tomogguさんは黙って見守っていた。

「W兄ちゃん!!」「大丈夫ですか?!」「…解けた、みたいですね。奴の魔法が…」
ジョーカーのカードが燃え尽きた後、心配したライダー達が駆け寄って来た。

「…ああ、大丈夫だ。てか、あの炎不思議なんだよ…あんなに激しく燃えてたのに、痛くも熱くも無かったんだ」
「そう言えば…何故だろうね?」
「俺のも、そうだった!」「俺のも…カードの方は跡形も残らず燃えたし」
「不思議な炎だな、本当に…」
ライダー達は、自分達を支配から解放してくれたであろう、不思議な炎に関心を抱いていた。
そして、助けてくれた恩人の元へと駆け寄っていった。

「…何か、アンタにゃ助けられてばっかりだな?俺達は」
「スゲェよ、tomogguさん!!…よーっし、今度こそ俺達も…」
to「…まだ、終わってない…」
「お、おう、だから、今度こそ力を合わせて…?!」
沈黙し続けていたtomogguさんが言葉を発するや、体が再び輝き始めた。

そして、地を強く蹴るや、空を高く飛び、激しい光を放ちながらtomogguさんは最後の目的地へと飛んでいった…。
「オイ?!何処に行くんだよ?!」「まさか…ソーサラーとの一騎打ちをするつもりでは?!」
「俺達も後に続かねぇと!!」「そうだな!フルスロットルで応戦させてもらう!」
「よっし、俺も…ん?ウィザード兄さん?…どうしたんですか、それ?!」
tomogguさんの向かう先には、何があるのか?
今度こそ、ライダー達はtomogguさんの力となれるのか?
そして、鎧武の見たものとは…?
第8話に続く…。