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何処まで行こうか?

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【これまでのあらすじ】


「奇跡」により絶望的な状況から一変、希望を生み出したtomogguさんは、絶望の元凶となったソーサラーと、オーズのカードが浚われる原因となった赤い宝玉を倒した。
その後、オーズのカードの元へ辿り着いたtomogguさんの体は、タジャドルからタトバコンボへと戻ってしまった…。




「コラボとカードと黒い奴」第9話、どうぞ!





0901


to「…さぁ、俺と一緒…に……」

…tomogguさん?tomogguさん!!

…ついに気力の限界を迎えたtomogguさんは、倒れ込んでしまう。
オーズが幾ら強く呼びかけても、ピクリとも応えなかった…。



0902


そこへ、フォーゼとWがやってきた。

「オーズ兄ちゃん!tomogguさん!大丈夫か?!」

俺は大丈夫だけど、tomogguさんが…!!

…呼吸はしてる。気を失ってるだけだな
それだけで済んでいるというのが凄いね。アレだけ激しく動けば、気を失うだけでは済まないのでは…?
相棒、それ以上は…
…すまない、僕とした事が


0903

Wはオーズのカードを抱きかかえ、フォーゼはtomogguさんの体を背負いながら、メダジャリバーを手に持って移動しようとしていた。

…おい、大丈夫か?一人で全部背負うなんて無理だろ
メダジャリバーだけでも、僕たちが持っていくが…

「だ、大丈夫だ!この位、どうって事はねぇさ…この人は俺達の仲間で、恩人、だからなっ!」

一人だけで解決させてしまった申し訳なさもあるのだろう…フォーゼは根性と気力で体と武器を持ちながら移動を始め、Wもそれに続いた。




ここで話は、ウィザードがラディの体の異変に気付いた頃に遡る…。


0904


おい、アンタ…体がエライ事になってるぞ?!

ラ「…あぁ、仕方ないさ…ありったけの魔力を放出したんだ、そりゃ体にヒビの一つも出来るって話だよ」


0905

そう…ラディの体ことバックルには、巨大なヒビが生じていた。
割れ目は赤々しく、見るからに痛そうであった。



0906

酷い傷だな…とりあえず、傷を塞いで…

ラ「ダメ!やらなくて大丈夫!ウィザードの魔力は、元の世界に帰る為に使ってほしいんだ」

だけど…アンタの体がヤバかったら、どうしようも無いだろ?!

ラ「心配無用よ。それよりも、他のライダー達と合流しよう?そうじゃないと始まらない…」

…解った。

渋々納得したウィザードは、バックルを持ちながら、他のライダー達の元へと向かった。


0907

…ウィザード兄さん?!どうしたんですか、それ?!

どうしたって、ブログ主を連れてきたのさ

それは解るけど、何かエライ事になってません?!

tomogguさんが赤い宝玉を倒しに向かった頃、ウィザードを見つけた鎧武は驚きのあまり大声を上げるが、ウィザードは涼しい対応を見せた。


0908

何か割れてるし、痛そうだし…うわっ、何か噴き出た?!

見つけた時、治そうとしたけど断られたんだよ。魔力は元の世界に帰る為に使えってさ

ラ「そういう事よ。見た目はアレだけど、徐々に塞がって治ってはきてるから…心配は無用なのよ。
それよりも準備だよ、準備。元の世界に帰る為の準備をしないと…」

ラディは心配するライダー達を宥めつつ、元の世界へ戻る為の準備を急がせた。


0909

ラ「行きは、自分とウィザードの魔力だけで何とかなったけど…帰りは、ライダー全員の力が必要になるなぁ」

ライダー全員って、俺も?でも俺、魔法は使えないんだけど…

神様としての力なら、使えるんじゃなかったか?

…使えるには使えるけど、紘汰みたいな感じには…そもそも、アレって「いざという時にしか使えない奥の手」みたいなもんだから、簡単には…

ラ「あー…大丈夫。わざわざ極アームズにならなくても良いよ。必要なのは、ライダーとしての力だから」

ライダーとしての力?

ライダーとしての力とは?と、ウィザードと鎧武は首を傾げた。


0910

一方、ライトルと鎧武・闇の対決は、拮抗状態を続けていた。

「とっとと…くたばりやがれってんだよおおお!!」

断るってんだろ!!状況的にくたばるの許されない雰囲気だから、尚更じゃあ!!


0911

…二人とも、そこまでだ

「…テメェ、どういうつもりだぁ?!」

ゲッ?!2対1とか勘弁してくれよ…

突如割り込んだソーサラーによって、2人の対決は突如中断された…。


0912

…宝珠がダメージを受けて、計画が全て水の泡となった。
私自身も深いダメージを受けてしまってな…「願い」を叶えたいなら、撤退するしかない


「ふざけんな!!計画も願いも知ったことか!!…だったら今度は、テメェをやってやるよ!!」

激昂し、ソーサラーに凶刃を向けようとする鎧武・闇。
が、ソーサラーは動じる事無く立ったまま…何故なら…。


鎧武・闇の足元に…カードが!!


0913

カードが姿を現した瞬間、鎧武・闇の姿はカードの中に吸い込まれるかの様に消えた。

…やれやれ。彼は気性が荒すぎる…だからこそ、頼もしくもあるのだが

封印…されちゃったよ…


0914

ソーサラーは鎧武・闇のカードを拾い上げると、魔法陣を出現させ、自らの体とカードに纏わせた。

…今回は、我々の負けだ。潔く身を引こう

今回はって…次回なんか無いっての


0915

…フフフッ。この計画に興じているのは、我々だけでは無いのだよ。
その時が来るまで、せいぜい束の間の平穏を楽しみたまえ…


やがて魔法陣は巨大化し、ソーサラーを飲み込んでいく。


0916

不穏な言葉を残し、ソーサラーはこの空間から姿を消した…。


0917

我々だけじゃないって…誰が参加してるか教えろってのなー…って、そういやtomogguさん達どうなった?!

ソーサラーが消え去るのを見送ったライトルは、tomogguさん達の様子が気になり、慌ててtomogguさん達の元へと駆けて行った。


そして今…ラディとライダー達は、元の世界に帰る為の準備を着々と進めていた。


0918

これがライダーとしての力かー…何か不思議な感覚だなぁ?

力が吸われてるのに悪い感じがしない…むしろ、力が湧き上がってくるみたいな?

俺にも、あったんだ…不思議な力が

ラ「不思議な力というか、ライダーとしての力だよ。
平穏や自由を脅かす存在から人々を守り、人々を助ける戦士としての力さ。
んで、その力を自分が吸収して魔力に変換…何者にも妨げられない、強力な帰宅用魔法陣が出来るって寸法ですよ」

…帰る為だけの魔法陣を作るにしては、何か凄い力を利用している気が…

ラ「言ったじゃん、何者にも妨げられない、強力な帰宅用魔法陣だって。
…この世界から元の世界に戻るまでの間、何かに邪魔されたり、余計な物を連れてこない様にする為には、凄い力を利用しないと。
ましてや、tomogguさんの件もある…何が何でも無事に帰らないと」

そっか…それなら、幾らでも使ってくれ

それなら、喜んで力を与えるさ

だったら、俺も…あ、あれは!!


ライダーとしての力を存分に与えると決めたドライブが目にしたもの、それは…。


0919

tomogguさんを抱きかかえたライトルと、フォーゼとWだった。

ラ「おお!!無事に戻って来たか勇者達よ!!…てか、tomogguさんどうしたでござる?!」

何キャラだよ、お前は。tomogguさんなら、気を失って寝てるよ

オーズのカードも大丈夫だ」「悪用されなくて何よりだったよ

「てか皆…何で手からビームだしてるんだ?」



0920


手からビーム発言に、ライダーとしての力を与えていたライダー達は軽くコケた。

これはビームじゃなくて、ライダーとしての力なんですよ

ライダーとしての力?」「何だいそれは…実に興味深い

ラ「皆が安全かつ確実に、元の世界に戻る為に必要な力さ。
それを自分が魔力に変換して、帰宅用魔法陣を作るって訳よ」

説明になってない様な…てか、これって俺達も協力しなきゃいけないパターン?

ラ「勿論。力が多ければ多い程、強力かつ安全性の高い魔法陣が生み出せるからね。
tomogguさんとライトル以外のライダー達には、ライダーとしての力を提供してもらうよ」

提供って…それ、俺にも出来ます?

ラ「出来るよ。提供ってか、こっちから吸収するって形なんだけどね」

「よし!そうと決まったら、俺達もライダーパワー提供だ!」

ライダーパワー…そっちの方が語呂良いな


…こうして、ラディとライトルとライダー達によって、元の世界に戻る為の準備は着実に進んでいった。

それは、コラボの終わりが確実に近づいているという事でもあった…。



第10話に続く…。