2月14日に開催された伊勢志摩サミット外国語案内ボランティアの研修に参加してきました。
朝10時から午後3じまでの講義です。

目的は、主に外国人報道関係者に対し、円滑な取材・報道活動を行っていただくため、外国語による交通や観光の案内、三重県の情報発信などの支援を行う、とありました。

講義が始まってみると、講師は、大阪のサイマル・アカデミー大阪校の通訳コースの講師でした。

午前中、 通訳の基本 通訳とはどんな仕事か、通訳者としての心構えについて

午後  公式な場での外国語の言葉づかいについて
     通訳基礎訓練、通訳基礎訓練法の自己学習方法

でした。

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参った。朝8時に家を出て午後3時までの講義は、
プロの通訳者になるために講義でした。
翻訳と通訳の違い、通訳のためのノートの取り方、なども説明していましたが、 外国語案内ボランティアに任せられていることは、駅や観光協会、メディアセンターでの応対です。

主催の伊勢志摩サミット三重県民会議は、事前に講義内容を把握していたのかな?
どのようにして講師を選任したのだろう?


例えば、
「ユーロやポンドを日本円に交換できる銀行はどの銀行?」
「フリーのWiFiが利用できる場所は?」
「10人くらいで、夕食ができるレストランは?」
「伊勢神宮から志摩観光ホテルまで、レンタカーで何分くらい?」
「使い捨て携帯は、どこで買える?」


など、実際の場で遭遇する場面を想定した内容の講義を期待していました。


津駅からアーバンライナーに乗ってしまい、、伊勢志摩方面でなくて、大阪に行ってしまう外国人もいるだろう。

外国人報道関係者に渡す英語で書かれている伊勢志摩の情報誌には近鉄とJRの主要駅、銀行、バス、タクシー、レンタカー会社、郵便局、の電話番号が載っているが、外国語対応しているのだろうか。


講義終了後、実名記入の講義についてのアンケートがありました。
全く満足しない、役にたたない、といろいろ意見を書いて帰ってきました。

同じ講義を受けた150人のボランティア参加者は、この講義内容についてどう評価しているのだろう。
もう一日、講義を受けないと伊勢志摩サミットの外国語案内ボランティアになれないのだが、次回の講義内容は、もっと内容のある講義であることを願います。


公益財団法人三重県国際交流財団は、サミット記念館を造るっていう話もしていました。
サミットで利用した机とかを展示するといってたけど、本当に造るのかな??