家の母は、この1年間に2回 台所で転倒して2度圧迫骨折になりました。
2度の圧迫骨折の後に、台所にベストポジションバーを取り付けました。

手すりを取り付ける前は、
洗濯した後、勝手口から台所に入ってくるとき、洗物を終えて、自分の部屋に戻るとき、
食卓台に手をかけて、歩いていました。 食卓台までのほんのわずかな移動距離の間に、手を伸ばして体を支える物がなかったのです。

私は、これだけの移動だったら、何もなくてもいいだろうと思っていました。 自分は足が衰えていないから自分中心で物事を考えてしまいます。


床に落ちているほこりを、しゃがんで取ろうとする。
毎日、何度も洗濯している。
転倒するから、やめといた方がいいと言っても、子供の言うことは聞きません。


子供たちは都会で働いていて、、実家には、お盆と正月だけの帰省する。帰省するごとに、両親は足が衰えています。 子供が50歳近くになっても、両親は昔のままだと思いがちです。

転倒してから、ばかなことをした、もっと注意しておけばよかったと後悔します。

母は、もっと早く手すりを取り付けていればよかったなあと言っています。
このポールを取り付けてからは、安心して移動できると言っています。

同居している私でさえ、母が2回転倒した後に、手すりを取り付けました。
最初の転倒後に、取り付けておけば、2回目の転倒は防げたかもしれません。

独り暮らしの親だと、手すりの存在すら知らない人もいます。
又、子供たちがサラリーマンとして働いていると、親がお世話になっているケアマネージャーと話合う機会を設けることも少なくなります。

転倒してからでは遅い。 
転倒した本人は、寝たきりになってしまう。
同居している家族も、排泄や食事の介助が大変です。

親が転倒する前に、手すりを家の中に取り付けて、予防することが大切だと思います。

独り暮らしの高齢者の送迎を介護タクシーで始めてみて、彼らの住居が転倒しやすい環境になっているか
わかってきました。