キルギスに生きる/写真ブログ -32ページ目

キルギスに生きる/写真ブログ

青年海外協力隊として、
中央アジアのキルギス共和国にて野菜隊員として活動中。
キルギスの話をするブログ。

カルクラという場所にはハンテングリへのヘリポートがある昨日書きましたが、
そのヘリポートからさらに渓谷を進んでいくとキルギス語でトゥズブラク(Туз Булак)という場所があります。
意味は塩の泉という意味で、その名の通り塩水が湧き出しているところがあります。

なんで塩水が湧き出しているかは分かりませんが、結構な量が湧き出ています。
昔から地元の人たちは知っていて、家畜に飲ませたりだとか、
鍋で沸かして塩にして持ち帰り、民間療法としてできものに擦り込んだりだとかしていたようです。

なめてみるとものすごくしょっぱくて、とても飲めるようなものではありませんでした。

湧き出ているところは塩の結晶で白くなっています。


せっかくなのでぼくもペットボトルで持ち帰り塩を作ってみましたが、
1.5リットルのペットボトルの塩水から300グラムちかくの塩ができました。


キルギスには野生のタイムなんかが生えているのでこれを使ってハーブソルトでも作ってみようかと思います。








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ハンテングリという標高7010メートルの山がキルギスにはあります。

この山はカザフスタンと中国、そしてキルギスとの3つの国にまたがってそびえ立っています。

本当はハンテングリの写真を載せたいのですが、
ハンテングリの写真は今は無いので、近々載せたいと思います。


そのハンテングリにはベースキャンプがあって、
そこへはトレッキングで約10日間、ヘリで30分で行くことが出来ます。

トレッキングで行きたいという人はぜひトレッキングで行ってみてください。
知り合いによると道中もずいぶんときれいな景色が続くそうなので。

ただ川に流されることだけは気をつけろとのことでしたw


10日間も時間が取れないよって人は少々お金はかかりますが、ヘリが出ています。
様々なツアー会社がツアーを組んでくれています。

たぶん個人でも行くことは可能ですが、
それはキルギス語かロシア語ができないと結構厳しいと思うのでツアーをおススメします。

値段は個人でヘリに乗るだけなら300ドルで乗れるとのこと。
ツアーだとヘリポートまでの移動やらなんやらを含めて450ユーロってのを見たことがあります。
基本的には夏だけで、一日4回くらい飛んでいるようです。

ちなみのヘリポートはカザフとの国境沿いのカルクラと言うところにあり、
カザフ側にもキルギスと同じヘリポートが川を挟んであります。


ぼくも行ってみたいのですが、いまだ行けずじまいです。
ま、協力隊が終わってからまた来た時にでも行ってみようと思います。

写真は大したものではありませんがヘリポートの写真とそこから飛ぶヘリの写真です。










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羊の肉って日本だと意識して買ったり食べに行ったりしないとあまり食べることってないですよね。
そんなわけでもちろんぼくもあまり食べることは無かったんです。
たぶん両手で数えることができるといってもいいくらいしか食べたことありませんでした。

それがキルギスで生活するようになると毎日のように食べるんですよね。
やっぱり遊牧の国ですからね、羊はたくさんいるんですよ。

しかも月に一度くらいは家で羊をソイ(と殺)するので新鮮な肉を食べることが出来るんです。

キルギスの羊は日本とは味が違って人によっては
「日本の羊は嫌いだけどキルギスのなら食べることが出来る」
なんて言う人もいるんですよね。

なので羊嫌いでも食べてみると意外と食べられるかもしれません。

ちなみにキルギスには食べてはいけない危険部位なんてものは存在しないため、
脳みそだろうが脊椎だろうが余すところなく全て食べます。


ま、そんなキルギスの羊なんですけど、キルギスでよく見る羊は3種類くらいあって

一番多くみられるのはキルギス種という品種で、
これは粗毛、脂肪尾の特徴を持つ在来種にメリノ種を交雑、さらにオーストラリアメリノなどを掛け合わせてできた品種、
つまり、無計画にごっちゃにして放牧していた結果、雑種化してしまった在来種です。

続いて、ギザール種というタジキスタン原産の肉用種で、脂肪尾が半端なくでかくなります。

そしてテンシャン種です。
これは在来種にイギリス産のリンカン種を交雑された品種です。

あとはメリノ種だとかなんだとか飼っている人もいるようです。

本当はもっと在来種を残したりとか、羊毛用にメリノ種だけとかちゃんと管理すると良いんですけどね。
山へいって草原で放牧といった形なのでなかなか難しいのが現状です。


それでは写真です。
春先の放牧風景で、羊たちは厳しい冬を越え、子どもも生んで一番痩せている時期です。



奥に見える山々はクンゴイアラト―山脈です。


背中にスプレーで色を塗り、目印としています。







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