キルギスでよく見かける羊の品種 | キルギスに生きる/写真ブログ

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青年海外協力隊として、
中央アジアのキルギス共和国にて野菜隊員として活動中。
キルギスの話をするブログ。

羊の肉って日本だと意識して買ったり食べに行ったりしないとあまり食べることってないですよね。
そんなわけでもちろんぼくもあまり食べることは無かったんです。
たぶん両手で数えることができるといってもいいくらいしか食べたことありませんでした。

それがキルギスで生活するようになると毎日のように食べるんですよね。
やっぱり遊牧の国ですからね、羊はたくさんいるんですよ。

しかも月に一度くらいは家で羊をソイ(と殺)するので新鮮な肉を食べることが出来るんです。

キルギスの羊は日本とは味が違って人によっては
「日本の羊は嫌いだけどキルギスのなら食べることが出来る」
なんて言う人もいるんですよね。

なので羊嫌いでも食べてみると意外と食べられるかもしれません。

ちなみにキルギスには食べてはいけない危険部位なんてものは存在しないため、
脳みそだろうが脊椎だろうが余すところなく全て食べます。


ま、そんなキルギスの羊なんですけど、キルギスでよく見る羊は3種類くらいあって

一番多くみられるのはキルギス種という品種で、
これは粗毛、脂肪尾の特徴を持つ在来種にメリノ種を交雑、さらにオーストラリアメリノなどを掛け合わせてできた品種、
つまり、無計画にごっちゃにして放牧していた結果、雑種化してしまった在来種です。

続いて、ギザール種というタジキスタン原産の肉用種で、脂肪尾が半端なくでかくなります。

そしてテンシャン種です。
これは在来種にイギリス産のリンカン種を交雑された品種です。

あとはメリノ種だとかなんだとか飼っている人もいるようです。

本当はもっと在来種を残したりとか、羊毛用にメリノ種だけとかちゃんと管理すると良いんですけどね。
山へいって草原で放牧といった形なのでなかなか難しいのが現状です。


それでは写真です。
春先の放牧風景で、羊たちは厳しい冬を越え、子どもも生んで一番痩せている時期です。



奥に見える山々はクンゴイアラト―山脈です。


背中にスプレーで色を塗り、目印としています。







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