ジェティオグズ県の県庁に配属されて活動を行ってきたわけですが、
配属されてすぐ、どうしても慣れないことがありました。
それは唾をはくことです。
最初は本当に受け入れることができなくて、イライラして、
ぶん殴ってやろうかと思ったことが何度かありました。
このイライラを例えて言うなら、
夜寝ているときに蚊が耳元でずっとプーンっていってる感じです。
唾を吐く頻度とかは人によってまちまちですが、
日本人から考えたら日にならないぐらい唾を吐くんです。
決して痰ではなく唾を吐くんです。
日本で痰を吐いていたら「うわっ、おっさん。」て感じで終わると思うんですけど、
キルギスの場合若い人でも頻繁に吐くんですよ。
たとえばひどい人の例を挙げてみると、
「おぅ元気か?ペッ、昨日はどこ行ってたんだ?ペッ、ん?なんだって?ペッ、
そうか。ペツ、ところで、キルギス人の子と結婚しないのか?ペッ、」
ってな具合ですよ。
今ではすっかり慣れましたけどね。
喋っていても靴にかからないように体が自然と動くくらいです。
疑問なのはなぜそんなにも唾を吐くのか。
いくつか仮説を立ててみたんです。
まず一つめの仮設。
常に乾燥した気候にあるため、砂埃が頻繁に舞うため、口の中にも砂埃が入ってしまう。
これを体内に入れないために頻繁に唾を吐くようになった。
残念ながら、良く考えてみると唾を吐くのは決まって男の人で、
女性は唾を吐くところを見たことが無い。
砂埃が体内に入るのを防ぐためであれば女性もやっていないと
おかしいんじゃないかということで却下。
二つめは、
単にかっこいいから。
小さいころに年上の男の人がつばを吐いている所を見て
「おっちゃんかっこいい!」
なんて思った子ども達が真似をして唾を吐きはじめるといった流れではないかと。
そんで、女の人は恥だからやってはいけないみたいな理由があるから吐かない、
ってな感じで。。。
こんなの仮説でもなんでもありませんけどね。
適当に言ってるだけです。
そんなわけで、キルギスに来る際は(特に地方に来る際は)
男の人の吐く唾に気を付けてください。
こんな汚い話を延々としてしまったので、
お口直しに、最近撮ったキルギスの空の写真でもご覧になってください。
いや、ほんと失礼しました。
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