米国公認会計士(USCPA)のどこです。
米国公認会計士(USCPA)試験とキャリアについて「USCPAどこのブログ」で情報発信をしています。
「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ、意味がない」という意見があります。
米国公認会計士(USCPA)の資格取得を検討している人は、その意見を聞いて挑戦しようか迷ってしまいますよね。
「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ、意味がない」と言われてしまう理由としては、主に以下の3つがあります。
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米国公認会計士(USCPA)試験は簡単ではない
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米国公認会計士(USCPA)試験の受験料は高い
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米国公認会計士(USCPA)資格は役に立たない
1.米国公認会計士試験は簡単ではない
「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ」と言われてしまう理由の1つ目は、巷で言われるほどには米国公認会計士(USCPA)試験は簡単ではないことが挙げられます。
米国公認会計士(USCPA)試験の合格率は約50%もあります。
合格率だけきいてしまうと、簡単だろうと思うことでしょう。
日本の公認会計士試験や簿記検定1級と比較すると、米国公認会計士(USCPA)試験は簡単に合格できそうに感じるかもしれません。
米国公認会計士(USCPA)試験の合格率については「USCPA試験の合格率から何が分かる?」を参考にしてください。
ですが、米国公認会計士(USCPA)試験は、受験資格があり、誰でも受験できるわけではありません。
アメリカの試験だからと言って、アメリカの大学卒である必要や、アメリカ在住である必要まではありませんが、大学卒業の学位や、会計・ビジネス単位が必要です。
米国公認会計士(USCPA)試験の受験資格については「USCPA(米国公認会計士)の受験資格【米大卒でなくても受験可能!】」を参考にしてください。
日本の公認会計士や日商簿記検定1級は受験資格がなく、高校生でも誰でも受験できます。
一方、米国公認会計士(USCPA)試験の受験者は、受験の時点で既に「ふるいにかけられている」わけです。
受験者層のレベルが大きく異なり、既に高いレベルの人が米国公認会計士(USCPA)試験を受験します。
なので、合格率が高いと言っても、決して簡単ではないのです。
誰でも簡単に受験できる試験と合格率で比較できないわけです。
米国公認会計士(USCPA)試験の難易度については「USCPA試験の本当の難易度【合格しやすいが簡単というわけではない】」を参考にしてください。
とはいえ、米国公認会計士(USCPA)試験は、相対評価ではなく絶対評価の試験ですので、一定基準のレベルの知識とスキルを身につければ、全員が合格できます。
奇問難問も出題されないので、基礎的なことを理解していればいい試験です。
米国公認会計士(USCPA)試験は簡単ではありませんが、難しいわけではないです。
正しくコツコツ勉強すれば合格できます。
不合格になる人は、
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USCPA試験を甘く見ている
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言い訳ばかりして勉強時間が足りない
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教材をしっかり活用できていない
のどれかでしょうね。
独学で勉強してしまったら分からないのですが、USCPA予備校のサポートでコツコツ勉強を進めていけば、米国公認会計士(USCPA)試験に合格すること自体は大変ではありません。
ポイントは、自分に合ったUSCPA予備校を活用し、必要な時間をかけて勉強すれば合格するということです。
USCPA予備校の選び方については「USCPA予備校4校を徹底比較!失敗しない学校選び」を参考にしてください。
自分に合った学校をしっかり選べば、米国公認会計士(USCPA)試験は簡単ではないから「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ」という意見は気にしなくてもいいでしょう。
米国公認会計士(USCPA)試験は簡単ではないのですが、合格するハードルは決して高くはありません。
2.米国公認会計士試験の受験料は高い
「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ」と言われてしまう理由の2つ目は、米国公認会計士(USCPA)試験の受験料が高いことが挙げられます。
最近出てきた新しいUSCPA予備校(まだ開講していませんが)は「30万円でUSCPAになれる!」が謳い文句のようですが、それは受講料だけの話です。
受験料は1科目10万円近くかかるので、全4科目合格までに最低でも40万円。
不合格になると追加で1科目あたり10万円ずつ受験料の負担が増えていきます。
結局、米国公認会計士(USCPA)試験合格までにかかる費用はどのくらいかというと、実は100万円くらいはかかってしまいます。
米国公認会計士(USCPA)試験の受験料は高いから「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ」と言われてしまう理由もわかります。
米国公認会計士(USCPA)の総費用は「USCPAの総費用は100万円?できる限り安く合格するには?」を参考にしてください。
受験料は必要経費と捉えていただくしかないです。
アメリカの試験を日本で受験するので、どうしても受験にお金がかかります。
「受験料がもう少し安ければいいのに」と自分が受験生の時から思ってはいます。
結局、私の場合は「もっと年収の高い会社へ転職したり、副業をすることで費用を回収する」ということで解決しました。
絶対に費用を回収すると決意し、まずはBIG4監査法人へ転職したり、翻訳などの副業をしました(結局2ヶ月くらいで費用は回収できました)。
BIG4監査法人の監査職に転職した際にお世話になった転職エージェントは、こちらを参考にしてください。
また、米国公認会計士(USCPA)として副業をしていますので「【USCPAの副業入門】USCPA資格が活かせるおすすめ副業4選」を参考にしてください。
米国公認会計士(USCPA)試験の受験料が高いので「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ」と言われた場合。
費用を上回るリターンを米国公認会計士(USCPA)資格で手に入れようと思うか、コスパが悪いのでやめておこうと思うかは、あなた次第でしょうね。
3.米国公認会計士資格は役に立たない
「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ」と言われてしまう理由の3つ目は、米国公認会計士(USCPA)資格は役に立たないことが挙げられます。
米国公認会計士(USCPA)は、アメリカの各州で公認会計士として働くための資格なので、日本国内の業務には役立たないということのようです。
たしかに、Webサイトを見ていると
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「米国公認会計士(USCPA)は監査法人で働けません」
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「米国公認会計士(USCPA)は、アメリカの会計基準しか分からないので日本の企業では役に立ちません」
などと書かれていたりします。
そんなことはないです。
現に、私は米国公認会計士(USCPA)としてBIG4監査法人で監査をしていましたし、日本の企業(JTC)で連結決算を担当していました。
米国公認会計士(USCPA)という資格があるだけで、業務経験が無い場合は、たしかに資格だけではどうにかなるというわけではないので、役に立たないでしょう。
資格というのは、業務経験があってこそ、業務の中で活かしていけるものなので。
特に、米国公認会計士(USCPA)は日本においては国家資格ではなく民間資格に近く、資格さえあれば食べていけるというものではありません。
どのように活かしていくかは自分次第というわけです。
米国公認会計士(USCPA)資格はどのように活かせるのかというと、監査法人などでプロフェッショナルとして活かせます。
事業会社などで企業内会計士としても活かせます。
米国公認会計士(USCPA)資格の活かしかたについては「USCPAのキャリアと資格の活かし方」を参考にしてください。
米国公認会計士(USCPA)資格単体では、独立開業は難しいのですが、他の士業資格とのダブルライセンスにするという手段があります。
詳しくは「USCPAとダブルライセンスにしたい士業資格3選」を参考にしてください。
ほか、既にお伝えしたように副業をしたり、複業をしたり、海外で働くという道もあります。
私も海外4ヶ国で働いてきましたが、米国公認会計士(USCPA)という資格は非常に高い評価をしてもらえていました。
米国公認会計士(USCPA)として複業をすることについては「USCPAの副業(パラレルキャリア)本業以外の生きがいをもつ」を参考にしてください。
米国公認会計士(USCPA)として海外で働く場合は、相互承認協定(MRA)が結ばれている国だと公認会計士として働けますので、評価が高くなるでしょう。
米国公認会計士(USCPA)の相互承認協定(MRA)については「USCPAの相互承認協定とは?米国以外でも公認会計士になれる!」を参考にしてください。
個人的にはタイでUSCPAとして働くことをおすすめしていますので、「タイ・バンコク海外移住・海外就職ガイド」も参考にしてください。
米国公認会計士(USCPA)はやめとけと言われてやめる?
「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ」と言われてやめますか。
やめておくのもアリです。
他の人にそう言われてやめようと思うくらいの決意なら、やめておいた方がいいです。
そもそも米国公認会計士(USCPA)試験に合格できないでしょう。
米国公認会計士(USCPA)資格も活かせないでしょう。
「米国公認会計士(USCPA)はやめとけ」と言う人の多くは、合格できずに撤退してしまった人です。
そのような人は、単に合格できなかった負け惜しみを言っているだけです。
また、活かせなかった米国公認会計士(USCPA)合格者も、ネガティブなことを言います。
それは資格が活かせるか挑戦する前に考えなかった人か、資格を活かそうという意識が低い人だと思っていいです。
全員に米国公認会計士(USCPA)に興味をもってもらいたいわけでも、米国公認会計士(USCPA)になってほしいわけでもありません。
「米国公認会計士(USCPA)になりたい」と思った人が、自分にとって最適な選択ができたらと思っています。
もし「米国公認会計士(USCPA)になりたい」と思った場合は、米国公認会計士(USCPA)になって活躍していただけるよう応援しています。
ぜひ「USCPAの始めかた」を参考にしてください。