映画紹介1114 PHANTOM・LIVING  | dokidoki感

映画紹介1114 PHANTOM・LIVING 

こんにちは


これらの映画を観ました

PHANTOM ユリョンと呼ばれたスパイ

なんかYouTubeの動画貼り付けられないようですね


簡単なあらすじ

重要人物を暗殺するため ユリョンと呼ばれる
スパイが送りこまれます いったい誰なのか


感想

韓国サスペンス映画です

朝鮮半島が日本統治下の時代 総督暗殺を企てる
反日組織があり ユリョンと呼ばれるスパイを
忍び込ませていました

日本側は未然に気がつき 防止すると共に
保安係の村山 暗号記録係のチャギョン
政務総監秘書のユリコ 暗号解読係のウノ
そして1人の青年 スパイ容疑者5名をホテルに集め
誰がユリョンなのか調査 尋問します

果してユリョンは誰なのか という物語
なのですが 結構早い段階でそれは判ります

集まった5人にはそれぞれ思惑があるから
自分が助かるため 相手を陥れたり 調査したり
心理戦繰り広げたりするのは それなりに
面白いのですが 2時間以上あるのに

と思っていたら 中盤で予想外の事実が判明し
大きく展開が変わり納得でした 

なので中盤からは それまでと違った内容で
別の映画を観てるかのような錯覚を覚えます

そんなので面白かったのですが
ラスト辺りの格闘も まだあるのかという
しつこい展開は冗長に感じたのと

この映画観たら 日本人は悪いから何してもいい
という思想植えつけられそうなので
手放しに面白いと言えないというか
少しひいてしまいました

でも映画自体は

84点





生きる LIVING


簡単なあらすじ

長年役所勤めで仕事しか知らない男性がガンで
余命宣告をされ 自分を見つめなおします


感想

こちらイギリス・日本の合作なので意外と思ったら
原作は黒澤明監督「生きる」が原作だそうで
アマプラにあったので観てみました

第二次世界大戦後のロンドンの役所にピーターという
新人男性が入り そこに3人の婦人が来ます

彼女らは下水溢れる 荒れた地を改良し
子供らの遊び場を作って欲しいと言う陳情で
ピーターは公園課に行くよう伝えると

昨日公園課から都市計画課 さらに下水課
遂にはこの市民課に相談しろとたらい回にされ
どうしろと言うのか腹が立っている様子

そこで課長のウイリアムズは公園課にピーターを
同行するよう指示し 婦人らと一緒に行くも
結果は同じという 見事なお役所ぶりを発揮

ウイリアムズは長年市民課で働き 仕事ぶりは
真面目を通り越し まるでロボットのようですが
他人には高圧的ではないため 嫌われていませんが
近寄りがたい人物ですが

ある日ウイリアムズが病院に行くと ガンで
余命半年程度だと宣告されてしまいました

これまで仕事しか知らなかったウイリアムズは
仕事をサボり 海辺の町で酒を飲んだり

かつての部下の女性と再会しバイタリティー
溢れる彼女と接するうちに 残された時間で
新たな自分を見出そうとします

彼の取った行動とは 少しネタバレですみません

ウイリアムズは冒頭の公園建設を実現させるべく
動くのですが そのため役所の関係各所との
調整や交渉を行うのです

それは 事なかれ主義 責任逃れの体質を批難し
自らが動けば変わると言う事を示そうとしたのです

それが成功するのか 周囲の人はどう感じるのか
また希薄である息子との関係はどうなるのか
という物語で

役所でのたらい回し 当時は大いにあった事でしょう
しかし最近は減っているから 懐かしい位の感覚と

終盤の展開がどうもあざとく感じるし
最後の演出 私にはクサく感じてしまいました

良い映画だとは思うのですが そんなので


71点