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2018年07月16日(月)

その日の前に

テーマ:
こんにちは


この本を読みました




重松 清


その日の前に









簡単なあらすじ

不治の病などをテーマにした 連作短編集




感想

こちら10年以上前の作品で ネットの評価はかなり高いのに
当時私が読んだ時は まあまあと感じた作品でした

まあ直前に「東京タワー」を読んだため あの直情的な物語が強烈で
ちょっと冷静な判断ができていなかっただけかもしれないし

自分が歳をとったから 感じ方はまた違うかもしれないと思い
再度読んでみました



「ひこうき雲」

小学校でクラスであまり好かれていない同級生入院します

主人公はもちろん可哀想だとは思いますが 偽善の気がするし
実際他のクラスメートは面白がるように辛辣な事を言ったりします

そんな子供の残酷さを 大人になって思い出し 振り返ります

少しわかる話でしたが 私にはかなり昔のことなので
感情移入しにくかったのでイマイチでした



「朝日の当たる家」

高校教師が教え子の男性と偶然再会し 当時の同級生と付き合っており
しかも相手女性は教師と同じマンションに住んでいました

しかし女性は結婚して別の男性と住んでいます
女性には心の闇を抱えていました

まったく感情移入できず つまらなかったです



「潮騒」

余命3ヶ月の宣告を受けたサラリーマンが小学校の頃住んでいた街にいき
当時 ある事件がきっかけで揉めた同級生に会います

途中グッときましたが 少しファンタジー設定に潮がひくように
感情が冷めました




「ヒア・カムズ・サン」

母親と高1男子の母子家庭で母親がストリートミュージシャンにはまり
毎日見に行くほどのファンとなります

母親は健診で異常が発見され 再検査を指示されたと聞いた息子は
もしかしてと あわて 狼狽してしまいます

これは分かる話でした もし5歳若ければ 素直に心配できるし
もし5歳上なら 自分も自立しているかもで 大人の対応できるでしょうが

16歳といえば反抗期 素直に心配の言葉出せないけど
もし何かあったら何もできないという不安 

自分にも思い当たるフシがあるし
この母親の愛情が伝わり 良かったです



「その日の前に」


夫婦と息子2人の一家の妻がガンと診断され 治る見込みは少ないながら
苦しい治療を受ける前に 売れないイラストレーターの頃に
夫婦として初めて住んだ街を訪れ 過去を懐かしみます

いやー これは良かった 
その日の前に 私も同じ事やりたいと思いました

つまりタイトルもピッタリで 本のタイトルになるのわかる気がしました



「その日」


上の続き

妻は弱っている事を子供に見せたくないから 連れてこないように
言われてましたが 子供らを連れていくことになります

つまり その日 がやってきたのです

この物語で 「潮騒」に登場した男性がイラストを頼みます
仕事内容を聞くと断るはずが 経緯を聞くと・・・

そして「ヒアカムズサン」の親子も登場します

この物語も良かったです


「その日のあとで」

さらに続きで奥さんが亡くなったあとも 日常は続く話でした

こちらには「ひこうき雲」のある人物が登場しました


ということは「朝日のあたる家」のみ連作と関係ありません
わざとなのか失敗なのか気になるところです


この主人公らの世代が近いから 昔読んだ時よりは面白かったですが
帯にある通り当時はTVで絶賛されたり 今もネットの評価高いのは
ピンときませんでした


















 

















2018年07月14日(土)

映画紹介463 GET OUT

テーマ:ブログ
こんにちは


この映画を観ました


ゲットアウト






簡単なあらすじ

白人女性を彼女に持つ黒人男性が 彼女の実家にあいさつに行くと
軽い違和感を覚え それが確信となってゆく事が起こります


感想

大げさに高評価を謳うパッケージなので半信半疑で借りてみました
この手は当たり外れが大きく分かれます

冒頭いきなり黒人男性が誘拐されるシーンから始まり
サスペンスだかスリラーが始まるのだろうなと思わせます

主人公のクリスは黒人で 白人女性ローズと付き合っており
ローズの実家の両親に あいさつに行くことになります

クリスは黒人男性であることを両親に伝えているのか?と聞くと
ローズは当たり前のように伝えていない というので
クリスはホントに大丈夫なのか軽く不安を感じつつ向かう途中

ローズが運転する車で鹿をはねてしまいます
(これはある隠喩で後述します)

念のため警察を呼び 事情を説明すると警察はクリスにも
身分証明書を提示するように言うと ローズは強く拒否します
黒人男性への不当な対応を許せないという想いなのでしょう・・・

そして実家に到着すると 父・母共にクリスには驚かないばかりか
父親はオバマが3期目に出馬するなら投票していた
と自身にはまったく偏見や差別がないことをアピールします

しかし 夕食時ローズの弟や母親の態度、発言が少し変だし
何よりこの家で働く使用人が男女の黒人で それぞれの様子が
とてもおかしいのでクリスは 疑心を抱きはじめ

翌日のパーティーで疑心はほぼ確信となり
家に帰るとローズに伝え ローズも一緒に帰ることになるのです

が そこからクリスの感じていた違和感の正体が判明してゆきます

ここに至るまで 何か変だけど何だろう? どうなるのだろう
というのが少しず分かるのが ジワジワ恐怖が押しよせるようで
なかなか見応えあったのですが

正直このオチは現在では有り得ないことなので冷めそうになり
うーん と悩んでいたところ 特典映像で別のエンディングと
監督による解説 そして映画の説明があり それを観ると
なるほどと評価が一気に上がりました

少しだけ言うと 監督は黒人男性なのです

点数のあとネタバレ感想書きます




89点






ここからちょっとだけネタバレ




冒頭はねた鹿は 白人女性を襲う黒人男性を表すスラングであり
母親が事故に遭ったのに探しに行かなかったクリスの苦い記憶と
まったく気にしないローズが対照的ですが 少し意味があります

全部言うとネタバレになるから伏せますが
それがこの映画を象徴していると言えると思います

また映画内で使用人女性がスマホの充電をさせなかったり
黒人男性がフラッシュで激昂したり

他にも様々な伏線が張られているので なるほどとなったので
もう一度観てみたいと思ったのと

この映画 黒人監督が描く 現代にも残る差別を描いている
ということが分かったので 私の中で評価高まりました

それを私なりの解釈で述べることも出来るのですが
長くなるしネタバレになるからやめておきます

こういうのをこれを観た人と 酒飲みながら語りたいな
なんて思ったりします












2018年07月12日(木)

Doki's kitchen42

テーマ:ブログ
こんにちは


こちら聴きながらどうぞ


Rick Springfield

Affair of the Heart






80年サウンドっぽいシンセサイザーから始まり
歪んだヘビーなギターながらキャッチーなリフのロックで
当時はポップスかメタルの両極端に分かれている中
この手のロックは珍しく よく聴きました




鶏のどっさりネギ塩ダレ






シュンコン新刊めんどくさくない献立のランキング1位レシピです

鶏肉をゴマ油と鶏ガラスープ ショウガに漬け込み焼いて
大量のネギを追加するというもので ネギは好きなので試してみました

考えたら鶏肉をゴマ油で炒めたことはないから
新鮮な味の組み合わせでした

しかし鴨がネギしょってやってくるという言葉がある通り
なんで鶏肉とネギはこんなに合うのでしょうか
美味しかったです

ネギが苦手 口臭が気になるという人はネギ抜きでも
充分美味しいと思いますよ



ポテトサラダ





こちらもシュンコンの新刊からなのですが
正確には「カルボナーラポテトサラダ」の名称で
半熟卵がかかっていますが それはパスしました

しかも 薄切りしたベーコン みじん切りの玉ねぎ・ニンニクは
電子レンジで加熱のところ 私はカリカリベーコンが好きだから
フライパンで炒めたし 

材料にはないきゅうりも入れたから ちょっと原型崩していますが
このレシピのポイントはニンニクとオリーブオイルでしょう

それがマヨーネーズと相まって たしかにカルボナーラのような
風味となり とても美味しかったです

マヨネーズ減らせば ペペロンチーニ風かも









2018年07月10日(火)

映画紹介463 JIGSAW

テーマ:ブログ
こんにちは


この映画を観ました

ジグソウ:ソウ レガシー





簡単なあらすじ

犯罪を犯しながら それを隠し普通に生きてる人を追いつめる
あのゲームが再び行われました ジグソウは生きていたのか・・・



感想


いやーちょーたのしみにしていました

私はこのシリーズ大好きで 1作目は存在知らなかったから
DVDで観ましたが 以降はすべて映画館で観ました

それが昨年12月ブレードランナー2049を観るつもりで
映画館に行くと この作品の存在を知ってしまい

どっち観よと悩んだ挙句 初志貫徹でブレードランナーを観て
後ろ髪ひかれまくりで もう一度映画館に行けばよかったのですが
時間的に無理で 結局今回はDVDで観ました

ソウシリーズ最後の7は副題にファイナル とある通り
ジグソウが死んで これで終わったはずなのに
10年後再びゲームが行われます

内容はネタバレになるから詳しくは書きませんが
シリーズ途中に関わっていた者も登場したり

残虐性は抑えられていましたが その分ストーリーが
しっかり作りこまれていたから問題ないし

何より私にはソウの世界観を再び観る事ができ嬉しかったし
ラストがソウらしいどんでん返しが とても良かったです

そのラストはこれで次作にも繋げることができるものなので
今後も楽しみになりました
(実際続編あるかどうかはわかりませんけど)

ただファイナルまでは 毎年秋に公開という
まるで秋の風物詩的なリリースのペースだったから

ちょっと話に無理があったり 強引だなーと感じたり
何より似たような話で 少し食傷気味になっていたから

今回8年のブランクは長かったとしても
今後は2.3年に1度のペース位の方が良いかな と思いました




89点




少しだけ内容に触れます


今回ゲームの1つで ゲーム参加者があることをしないと
他の2人が危ない というシーンあります

今迄のゲームから言えば 基本ゲームは自分自身に対して
もしくは理由があって対1人に対してだけだったはずなのに

この設定はどうなのだろ と思ったのですが
それが上から農作業道具が降ってくるという内容で
笑ってしまったから許しますw

















2018年07月08日(日)

6時間後に君は死ぬ

テーマ:
こんにちは


この本を読みました



高野 和明


6時間後に君は死ぬ











簡単なあらすじ


断片的な未来=ビジョンが見える男性 山葉圭司の
周りで起こった色々な物語 連作短編小説です




感想


「6時間後に君は死ぬ」

若い女性が渋谷の雑踏で 近い将来の未来が視えるという青年
山葉圭司から急に「6時間後に君は死ぬ」と宣告され

当然はじめは信じませんが 考えを変えざるを得ない事が起こり
行動を共にします 女性の運命は・・・

正直すぐにラストは読めてしまいました 
それは多分私が色んな事をそれなりに学んだり 経験したからでしょう

よく言えば大人に成長したということなのでしょうが
悪く言えば ずるくなった おっさんになってしまったということ

子供の頃なら どうなるのだろ 最後えーーー って驚いていたはず
純粋な気持ちが無くなって残念なような複雑な気分になりました

話はまあまあ面白かったです
つかみだから物語の設定説明的な要素が大きいからこんなものでしょう





「時の魔法使い」


脚本家を目指し日々の生活を苦労している女性は幼少期 
一日神隠しにあったことがあります その昔住んでいた街を訪れてみると
自分ソックリ というかまさに幼き頃の自分と遭遇します

タイムスリップ物で 自分の人生変えられたらというテーマですが
変える=現在の自己否定になるから 今のままの貴方でよいよという

そんな人生賛歌なオチで好きでした

子供の「だって貴方のような優しい人になれる」の台詞に
ちょっとうるっときてしまいました

とても好きな話でした




「恋をしてはいけない日」


男性交際が長続きしない女性が占いに行くと 山葉圭司から
「この日は恋をしてはいけない」という日に事故に遭遇し

介抱してくれた男性と出会います
その男性は今まで付き合った男性とは違い 

地味なのですが優しさに 心が動き恋をしてしまうと
切ない物語となってしまいます

恋愛物語は苦手な私も共感できる話でした





「ドールハウスのダンサー」


ダンサーを夢見てオーディション受けまくり女性が旧友と出会い
就職先を紹介され 夢を諦めるのか悩んでしまいます

同時期 伊豆の小さな美術館がもうすぐ閉館しようとしていました
そこにはダンスを踊る女性も模した ドールハウスがあります


まったく人物 場所が違い脈絡がないと思っていた2つの設定が
交差するのですが 夢を諦めても終わりではなく 人生は続くし
それが功を奏することもあることを描いており

現実的な物語で良かったです




「3時間後に僕は死ぬ」


山葉圭司が友人の結婚式に参加したところ 1話目の女性と再会し
彼女のビジョンを見て愕然とします

それは3時間後 圭司自身が燃えている姿だったのです

火災を起こさないように奔走し 運命を変えようと抗うのですが
どれもうまくいなかい様子がジリジリと伝わり緊迫感あったし

この物語の展開は読めず 意表をついたラストに驚き
そして心地よい余韻に浸ることができました




この本は私が苦手なファンタジー設定ですが
サスペンスから恋愛 人情味あふれる色々な物語があり
どれもすんなりと受け入れることができました

また以前読んだジェノサイドとはまったく違う作風なのが
同じ作者? と感じてしまうほど 懐の深さを感じました

この物語全部世にも奇妙な物語に出来るのでは? と思うし
私の好きな連作の構成は30分の連続ドラマとか合うだろうな― 

と思っていたら あとがきでそもそも作者は映像化前提で
実際WOWWOWでドラマ化されたようです

面白かったです








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