映画紹介1143 天間荘の三姉妹・Un triomphe | dokidoki感

映画紹介1143 天間荘の三姉妹・Un triomphe

こんにちは


これらの映画をアマプラで観ました


天間荘の三姉妹



簡単なあらすじ
事故で生死を彷徨ってる女性が あの世と現実の
狭間の世界で親族に出会います

感想

漫画原作のファンタジーヒューマンドラマです

家族がいない たまえは事故に遭い臨死状態に陥ると
案内にある街へ連れられてゆき そこで現生に戻るか 
死を選択するか考えるように言われます

そして天間荘という旅館に着くと
そこには父は同じだけど 母が違う姉妹
のぞみと かなえ その母 恵子が居ました

たまえの父は過去 3人を捨ててたまえの母と
一緒になったのに 母は亡くなってしまい
父はたまえの前から姿を消してしまったという
どうしようもない 責任感ない男なのでした

そして恵子は自分らを捨てた父が他の女性と
出来た子供 かわいいなんて思えるはずがなく
きつくあたりますが のぞみとかなえは
たまえに優しく接します

そしてたまえは天間荘で仲居として働くと
たまえと同じく 臨死状態の人がおり
その人たちの交流を描きつつ

たまえは 家族が出来たため現世に戻りたくない
しかし決断の時は迫られこと

この世界の秘密とは という物語でした

この漫画 かなり前に少し読んだことがあります
それは少し心が鬱になるような内容だけど
そんな心を削るような物語が面白く感じましたが

この映画の原作はそのスピンオフのせいか
まったく違うテイストになっており
私の好みから少し違っており残念

天間荘で会った人たちのドラマがどれも薄っぺらく
ちゃんと描いた方が良いと感じたし
(原作漫画はちゃんと描かれてるのかもですが)

秘密に関しても まあまあ早めの段階で気づきました
これをテーマにするなら 軽い感じを受けたし

ラストのさあ泣きなさいという演出・予定調和 
私はイマイチでした

主役級ばかりの人が出ているのに なんか残念


34点





アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台




簡単なあらすじ

刑務所の囚人に演技を指導し舞台に立たせようと
演出家 刑務所長らが奮闘します


感想

事実をベースにしたフランス映画です

売れない役者のエチエンヌが仕事がないから
刑務所で囚人に演技を教える仕事を受けます

はじめて行ってみると 参加してる囚人たちは
まったくやる気なかったり 態度悪かったり
しかしエチエンヌは我慢していると閃きます

真剣に一つの芝居を稽古させて 本当の舞台に
立たせれば 彼らも変わるのではないか
そう思い 囚人らにハッパをかけ
実現できるよう 刑務所長や劇場らに交渉します

果して成功するのか という物語でした

重度の犯罪を犯した囚人たちなので
当然品行方正ではないけど 真の悪人ではなく

エチエンヌも刑務官ではないから
厳しく取り締まる必要ないため
当初はギクシャクしていた関係が次第に変わり
信頼関係が出来てゆくのは良いですが

この手は他の映画でも たくさんあるから
特に目新しさはないし 物語も少しの波乱だけで
平坦に進行するので 可もなく不可もなく

と思っていたら ラストはさすがフランス映画
まさかの展開に衝撃でした

というかこれ事実なのか? と思っていたら
最後1928年スウェーデンで起きた事とあったので
脚色はあるのでしょうけど 本当なのでしょう

ラストはとても良かったです

64点