映画紹介1101 川っぺり ムコリッタ・ISLES OF DOG | dokidoki感

映画紹介1101 川っぺり ムコリッタ・ISLES OF DOG

こんにちは


これらの映画をアマプラで観ました

川っぺり ムコリッタ




簡単なあらすじ

青年はひっそりと暮らしたいのに 引っ越し先では
そんな訳いかず 次第に心境の変化が起こります


感想

まったく知らなかった邦画 ヒューマンドラマです

山田は罪を犯し出所後 富山の塩辛工場で働き始め
山田は真面目に仕事をこなし社長から評価され
引っ越し先では誰とも関わらず生きようとしていると

隣人の島田がやってきて給湯器壊れたから
風呂に入らせてくれと言うのに対し 拒絶します
隣人とはいえ見ず知らずの相手に当然

しかし島田は懲りることなく 何度も関わってきて
勝手に風呂に入るは 炊飯器のごはんも勝手に
食べるようになってしまいます

はじめは島田に嫌悪感持ってしまっていたのに
段々と印象が変わってゆく見せ方 うまい

そのアパートには訪問販売で墓石を売る親子
夫を亡くしたアパートの大家
少し前に亡くなった女性がおり

それらの存在が山田の心を変えてゆきます
また山田の犯した罪とは という物語でした

ムコリッタとは初耳ですが仏教用語で刹那的な
短い時間を意味することが冒頭に説明ありました

静かで平坦な物語を淡々と描くのは邦画らしく
海街diary 舟を編むなどを連想させます

しかし こちらあまりにも波風立たないから
中盤までは少し退屈でしたが

山田が4歳の時両親が離婚し 父と会っておらず
その父が亡くなったことに関してや
山田の罪が少しわかると

島田や大家にも 少し事情がある事 判明し
ようやく展開あってからは 楽しめました

こちら山田の更生がメインの物語だと思っていました
それはそれであるのですが もう一つ身近な人などの
死に関する 重たいテーマを軽く描いています

なので仏教用語のタイトルや仏教の宗教観が
描かれていたことに納得

終盤河原でのシーンはとても良かったです
しかしそれを打ち消すラストシーンは
湯を沸かすほどの熱い愛を思い出しました

まあまあ面白かったです

79点



犬ヶ島 映画




簡単なあらすじ

強力な犬インフルエンザが蔓延し人間が危機に
首長はすべての犬を島に隔離することにすると
1人の少年が立ち上がります


感想

SFファンタジーアニメなので普段はスルーだけど
グランドプタペストの監督が日本を舞台にした
ストップモーションアニメとのことで観てみました

まあグランドブタペストも面白いとは思わなかったし
ストップモーションの意味もよくわからないから
なんか能書きに釣られたって感じです

少し未来の日本で犬インフルエンザが蔓延し
鳥インフルと同じく 人間にも感染するかもなので
メガ崎市の市長小林は 全ての犬を離れ小島に
隔離する政策を主張すると

ペットを飼っている人たちから反対が起こるも
超強引に推進し 実行されることとなり

まずは自らが率先するため 自宅の犬を島に送ります
その島はゴミ処分島なので 残飯はあるのですが
ノラ犬として暮らすことは かろうじて出来ました

それから3年経ち 島に1機の飛行機が到着し
乗っていたのは12歳の小林アタリ少年

市長と名字が同じなのは 訳あり養子になった少年で
市長が率先し捨てた飼い犬を探しにやってきたのです

果してアタリは飼い犬と再会を果たせるのか
こんな極端な政策が受け入れられた背景とは・・・

という物語で こちらコロナが始まる2018年の映画
感染症が蔓延しヒステリックに反応する人を
少し予言している内容だなーと感じました

いやコロナ時の日本政府の対策は正しいと思います
ブラジルやトランプより よっぽどまともなのと
その反対に過剰に反応し過ぎる人もどうかと思ってました

ストップモーションアニメ イマイチわからないけど
映像観ていたら なんとなくわかりました
手間暇かかってるのでしょうけど
ブルージャイアントの方が大変なような気が・・・

そして なぜか日本を舞台にしており 
監督が日本の文化・人間性が好きだからなのか

日本の封建的 閉鎖的な島国根性を独裁的に感じて
暗に批判しているのかは 分かりませんでした

そんな内容の世界観は伊坂さんの小説みたいで
雰囲気似てるから 普段なら考察したくなる内容だけど
展開・設定・行動に無理があるファンタジーだから
考えようとする気には まったくなりません

ラストも矢継ぎ早に無理やり詰め込んだ感じでイマイチ
そんなので 私にはイマイチでした

39点