映画紹介1145 THE WAY・INSEPARABLE BROS | dokidoki感

映画紹介1145 THE WAY・INSEPARABLE BROS

こんにちは


これらの映画をアマプラで観ました

星の旅人たち




簡単なあらすじ

異国の地で亡くなった息子の意思を引き継ぎ
父親が旅に出て 息子の考えを知ろうとします

感想

アメリカ スペインの合作映画です

アメリカ人の眼科医トムがスペイン警察から連絡があり
息子が事故で亡くなったことを知り 現地に行くと
遺体を確認し落胆します

妻が亡くなって以降 トムはダニエルとあまり話をせず
何を考えスペインを旅行していたのかわからず
調べてみると 聖地巡礼していたとのこと

息子のやろうとしたことを 自身で確認するため
そして各地でダニエルの遺灰をまくため
トムは2カ月にも渡る徒歩での旅を出発します

すると図々しいほど人懐っこいオランダ人男性
シニカルかつクールなカナダ人女性
陽気だけど絶賛スランプ中のアイルランド人男性
という国籍 性格 性別がバラバラの人たちと出会い 
共に行動することになりました

という物語で内容はとても平坦なのですが
スペインの景色が素晴らしく 2時間以上あるのに
まったく退屈せず 見続けることができました

いやこれアクションあったり物語に起伏あると
景色を見る余裕がなくなるだろうし

逆にこの物語だと この景色がないと平凡すぎて
退屈するだろうから 良いバランスだと思うし

トムは寡黙な人柄で目的もあるため距離置きたいけど
一緒にいるうちに段々距離が近づいてゆき

そんな旅をしていく内に ダニエルの心情が
少し理解出来るようになってゆく様子が
とてもとても良かったです

ラストはハッピーエンドのようだけど
別れの寂しさがあったり 切ない余韻残りまくりで
エンドロール中 浸ってしまいました

とても良かったです

91点




僕の特別な兄弟


簡単なあらすじ

幼少期から障害をおぎあいながら育った2人には
波乱万丈な生活を乗り越える強固な絆がありましたが
ある出来事が一変させます


感想

韓国の実話ベースのヒューマンドラマ
アマプラで鑑賞しました

脊髄損傷で首から下の麻痺で車椅子生活をするセハは
母親が亡くなったため 養護施設で暮らしており

親戚の叔父がやってきて 毎週末の帰宅かと思ったら
これでお別れだとお金を渡され アッサリ離別

元気だけど知的障害のドングがイジメられていると
セハは怒り イジメる相手に猛抗議を行います

この開始10分で2人の境遇とセハの強い心に惹かれ
映画の世界観に入りまくってしまいます

そしてドングは知的障害ながらセハの介護を
かいがいしく行い セハはドングの足りない面を補い
二人は成長してゆくのですが

施設管理者で寄付を募っていた神父が亡くなったため
財政状況が悪化し セハはお金のためとはいえ
就職 進学に困っている人に 偽のボランティア実績を
履歴書に書けることでお金を稼ぎます

これはアウトな案件だけど 行政の援助が足りず
生活がままならないなら仕方ないので目を瞑ると

遂にはセハが運動神経のよいドングを利用して
賞金を稼ごうとする それは仕方ないにしても
そこに至るまでのやり取りは 厚かましい所か

自分が障害者であることを利用した
クレーマー 当たり屋的ビジネスで冷めました

まあ事実をトレースしてるのでしょうし
こんなの隠して美談にするよりは良いのかもだけど
この人間性に関しては疑問

さらにドングの母があることから 息子を発見し
一緒に暮らそうと言い出すのですが
幼少期のドングを一度捨てた母親なのです

そんな親 私なら絶対にお断りなのですが
ドングの状況から裁判となりました

果してセハとドングの絆は という物語で
上で述べたように 序盤はとても惹きつけられるも
中盤から 登場人物の身勝手さに呆れて
つまらなく感じてしまいます

それでも終盤 ラストを期待していたら
終盤はさあ感動しろ 泣きなさい的な演出の押し売り
ラストはハッキリせず よく分からない終わり方

これネットの評価とても高いのですが
なんで?と不思議な気持ちになりました

まったくシンパできないし 障害者を利用して
浅はかな物語を作るのは まるで24時間TVで
私はまったく面白くなかったです


31点