映画紹介1060 HOLY SPIDER・OPERRATION FORTUNE | dokidoki感

映画紹介1060 HOLY SPIDER・OPERRATION FORTUNE

こんにちは


これらの映画を観ました


聖地には蜘蛛が巣を張る



簡単なあらすじ

娼婦が連続して殺害される事件が起こるのですが
犯人は聖地で不浄な者を浄化していたと主張し
一部市民からも支持を得ます

感想

イランで実際にあった娼婦連続殺人事件で
デンマーク・ドイツ・スウェーデン・フランス合作です

イランの聖地マシュハドで娼婦が絞殺される事件が
10件以上発生しているのに 警察は真面目に捜査せず

イスラム教では売春が禁止されているから

そんな人は被害があっても仕方ないという風潮

この事件2000年位にあったことで今から24年前で
こんな世の中なら 最近は変化あったとしても
昨年ヒジャブの被り方で女性が亡くなってしまう

事件があったことに納得してしまいます



女性記者ラヒミは娼婦をやるのは貧しさによるもので
社会が悪く 女性が殺されることに憤りを覚え
取材を重ねてゆきます

こちら犯人は誰だ という物語ではなく
犯人は序盤からわかっており 普通の人間であり
熱心なイスラム教信者な男で

ラヒミと犯人が接近してゆくと・・・という物語

こちらヨーロッパ各国の合作なので
イスラム教の狂信者は間違いという立場で描いてますが

映画では逮捕された犯人を支持する市民が多数おり
かばう者が多いことに驚きと イスラム教の教えは
売春はダメで 殺しは良いのかとツッコミたくなります

そんな不条理な社会を描いているのが現実的で
見ごたえあり良かったし ラストはさすがヨーロッパ
予想はしていましたが意外な展開があったし
ラストシーンは嫌な余韻を残してくれ面白かったです

これもしイランで製作したら 犯人を礼賛するまでは
ないにしても そんなに悪くは描かないのだろうか
と疑問を感じてしまいました

81点



オペレーションフォーチュン




簡単なあらすじ

研究所から盗まれた兵器が大金で取引されるのを
防ぎ回収するため 凄腕エージェントが任命されます


感想

イギリス・アメリカ合作スパイアクション映画で
監督はガイリッチー アマプラで鑑賞しました

ウクライナの研究所から なにかが盗まれますが
イギリス諜報部は なにかは掴めないけど
それが100憶ドルで取引されることを掴み
盗まれたものの精査と回収を図るため

凄腕エージェントのフォーチュンに命じようとするも
上層部は難色を示します
フォーチュンは気分屋で経費を湯水のように使う
破天荒で制御難しい男だからです

しかしフォーチュンに依頼せざるを得ず
毒舌ハッカーと新米エージェントのチームが
ミッションを遂行しようとすると

兵器産業のボス的存在という巨大すぎる相手に
辿り着き 彼のふところに潜り込むために
大人気ハリウッドスターを巻き込みました

果して兵器の中身は 無事回収できるのか
という物語で 2時間近くある映画なのですが
ほとんど どこかで聞いた・観たストーリーに

派手なアクション ヒネリの効いたスパイ道具が
あるわけではなく 道なりに展開してゆくので
物語は平坦に近いのですが

テンポがよいのと 会話がスマートなコミカルさで
観る事が出来ました ガイリッチーらしいです

ただラスト30分は結構なアクションがあるし
意外な共闘展開があり 楽しめました
エンドロール前のシーンも良かったし

そんなので頭を使わずに 娯楽としては
楽しめる映画だと思います


72点