映画紹介1033 THE WHALE・GIRL IN THE BASEMENT | dokidoki感

映画紹介1033 THE WHALE・GIRL IN THE BASEMENT

こんにちは


これらの映画を観ました



ザホエール




簡単なあらすじ

自分の都合で家族を捨てた男が死期を悟り
娘と絆を取り戻そうとします


感想

ハリウッドのヒューマンドラマです

チャーリーは大学で文学を教える講師なのですが
授業はリモートで姿は見せません
彼は体重が270Kgもあり姿を見せたくないのと
体形から外出することも難しいのです

昔チャーリーは同性の恋人がいたのですが
そのショックから過食となってしまいました

そんな体形・生活だから心不全となり発作を起こすと
友人の看護師から病院に行くよう強く進言されるも
お金がかかるからと無視しますが 彼はある行動に

恋人が出来た時 妻と8歳の娘を捨て家を出たので
10年会っていなかった娘と再会し絆を取り戻す
関係を再生させようとすることでした

娘のエリーに連絡すると 家まで来てくれますが
チャーリーのことは当然憎んでおり辛辣な言動を

それなのにチャーリーは諦めずエリーとの関係を
修復しようとし 果たしてどうなるのかという物語で

もし私が家族を捨てたチャーリーのような立場なら
自分が蒔いた種で妻と子供から恨まれるのは当然だから 
再会することは望みません 自己責任

しかし死期を悟ってしまうと チャーリーのような
行動を取ってしまうのは理解できます

そして反抗的なエリーを受け止め 言葉をかけますが
エリーには響かず 後年エリーもわかるだろうなー
とチャーリー寄りに考えるのは私も親だからでしょう
もし若ければエリーの考えの方にシンパしたかも

また友人の看護師と新興宗教の宣教師が登場し
それぞれにも心の闇・傷があるのが物語を深淵にし
ヒューマンドラマだけど常に緊張感ありました

そしてラストは少し泣いてしまいました
とても良かったです

この映画の監督ダーレンアロノフスキーの作品は
いくつか見てます レスラーはとても良くて
ブラックスワンは狂気を孕んだ雰囲気でよいけど

マザー!は意味がわからず ネットの解説を読んで
なんとなく理解できたので まあまあですが
どの作品も記憶に残る映像・物語で好みの監督です

あとチャーリーは270Kg以上あり すごい体形ですが
これは実在の人物? CG?と思っていたら
こちら役者さんに特殊メイクを施しているようです

クリスチャンベールがアメリカンハッスルで
82Kgから20Kg増量したの凄いけど
こちらは増量では不可能だろうから納得

93点





ガールインザベースメント

字幕付きトレイラーはありませんでした


簡単なあらすじ

女性が素行が悪いと父親に監禁されるのですが
数時間数日どころかの長期間 さらに・・・


感想

こちらオーストラリアであった事件の
実話ベースのアメリカサスペンス映画です

サラはパーティーに行こうとしただけで
父親から叱られ反対されることに抗議します

姉のエイミーは親に何も言わず過ごしてきて
大学で独り暮らしをしており

父親はサラにエイミーのような振る舞いを求め
サラは自由を求め対立し 18歳になると
家を出る事を決心します

この時点で父親が過干渉の毒親だから
こんな父親は腹が立ち サラを応援していると

するとサラは父親の手により地下室に監禁されます
サラが帰らず心配な母親は警察に届け出るも
警察が捜査しても当然行方はわかえりません

地下室は昔何かの施設だったらしく完全防音で
鍵は父親だけがもっていたため
母親もわからなかったのです

それは数日だけではなく何年も・・・・
さらに父親から性的暴行を受け出産まで
1人だけでなく何人も・・・ しかもな出来事まで

もう観ていて胸糞悪くて仕方ないのですが
サラと子供たちが健気で観る事は止められません

結果20年以上たち ようやく脱出出来た
そんな様子が描かれていました

もう父親死刑でサラと子供たちの今後の人生
大きな幸あれとしか思えないような内容で
面白いというのではなく とても良かったです

途中不愉快でしたが とても救われるラストは
溜飲下りまくりでした


82点