前回も書いた通り、学校の図書室で<あがり症>について
調べていた小学5年生のとき、【緊張病】ということばを
『広辞苑』で発見し、書かれていた内容はよく理解できない
ものの、その深刻そうな雰囲気に飲まれ、すっかり気落ち
してしまいました。
実はそれ以来、今に至るまで、何かが頭のうえに
のしかかっているような、重苦しい気分が続いています。
あがり症に関する小学生時代の印象的な思い出は、
あと2つほどあります。
ひとつは、保健室の先生に肩を揉んでもらったこと。
卒業間近の6年生の3学期。
卒業式の練習をしていたときのことです。
卒業生一人ひとりがひと言ずつセリフを言う
<お礼のことば>という出し物の練習で、先生から
ダメ出しを喰らい、何度もやり直しをさせられました。
やればやるほどあがってしまい、声が震えてしまうのも
お構いなしにシゴかれ、ようやく開放されたのですが、
練習が終わった頃にはさすがにグッタリしてしまいました。
少し顔色が悪かったことを心配した同級生に、放課後、
保健室に連れて行ってもらったところ、肩がガチガチに
凝ってしまっていました。
保健室の先生に、小学生の肩を揉むのは初めてだ、
と笑われながらほぐしてもらったことを、今でも時どき
思い出します。
もうひとつは、卒業式の本番です。
前述の出し物、お礼のことばですっかりあがり、
校長先生からの卒業証書の授与(ひとりずつ段の
うえに上がる)で、さらに緊張したおかげか、家に
帰ってから熱を出し、寝込んでしまいました。
子供ながらに、相当なストレスだったのでしょうね...。
あがり症についての知識がほとんど無かった小学生
時代は、だいたいこんな感じで、今思い出しても
グッタリします...。