ふとしたことで、
知り合いが2年目に亡くなっていたことを知った。
心臓発作。。。
突然のことだったらしい。
韓国でサイワールドが流行っていた頃、
私もサイワールドに自分のミニHPを作った。
私は当時、日本在住だったので、
どんぐり(サイワールドで使える通貨)を買うことができず、
私のHPは殺風景なままだった。
その子は、突然私に「壁紙を曲を選べ」と言ってきた。
「あんみっちゃんは、どんぐり買えないだろうから、
プレゼントしちゃう♪」と、
なんと曲と壁紙1年分をプレゼントしてくれた。
男の子だけど、
私よりも細いんじゃないかと思うくらい華奢で、
明るくてノリがよくて、
とても優しい子だった。
どんぐりの件が本当にありがたくて、
2005年に韓国の大学に編入を決めた時、
彼にプレゼントを用意して韓国に向かった。
誰にでも穏やかな笑顔を向けてくれる。
そんな子だった。
頻繁に連絡を取るような仲ではなかったけれど、
私の中の韓国と彼はちゃんとリンクしていて、
時々、元気かな?と、ふと思いだす子だった。
彼は、私の韓国の最後の職場の
私とは別の部署のお仕事を時々していて、
「今、ロビーにいるから降りてこれる?」
「うん!時間あまりとれないけど、降りていく~!」
と、すごく久しぶりに会って、ロビーで近況報告をしたりした。
「今度、ご飯いこうね」
って言ったまま…。
私は帰国してしまった。
よく考えたら、
私は彼について何も知らなかった。
お参りに行こうかと思ったけれど、
遺骨はソウルから遠い地方の教会に
安置されているらしかった。
お別れの言葉も言えないまま、
遠いところに行ってしまった。
いつか、行けたらいいなと思うけど、
会いに行けるだろうか…。
会いたいと思った時に、
その人がもういないことも
あるんだなと実感してしまった。
今は韓国に住んでいないから、
お世話になった人達がたくさんいるのに、
短い旅行のスケジュールでは、
どうしても連絡ができず、
会えないまま、数年が経ってしまっている知人が多い。
結局、言い訳になってしまうけど…。
普段から、
感謝の気持ちは伝えていこう。
会いたい人には、
ちゃんと連絡して、会いに行こう…。
次がないこともあるんだと、
心に刻んでおこう。
いつか、彼の眠る場所まで、
行けるかどうか分からないけど、
3月5日、
彼の命日にはお祈りを捧げようと思う。