かまやつ女 | どきんちゃんのぬいぐるみ

今日バイト中、「かまやつ女の時代」という本が目についたので読んでみた。

三浦 展
「かまやつ女」の時代―女性格差社会の到来
最初に言っちゃうと、かなり乱暴な理論な本だった。
文章もヘタだし、グラフやデータの入れ方もわかりづらいし。
でも納得できる部分もあったし、なかなか面白かったから紹介しちゃう。

著者の言う“かまやつ女”っていうのは、まぁSEDAとかPS読んでるような感じのファッションの人。

中折れ帽かぶってて、サルエルパンツやひざ下丈スカート+スパッツ、ぺったんこの靴って感じの(本が1年半くらい前の本なのでやや例えが古い)。

まぁこんな人 のこと。

著者によれば、かまやつ女は個性や“自分らしさ”を求めてる割にはファッションにはなんの主張も感じられず、ファッションも生活面もテーマは「楽」でずるけている、という。


この本の内容については色んな反発があるようだけど(ほとんどはかまやつなんだろーなぁ)、この人の主張に半分は納得。男も女も中性化してるっていう点と、かまやつファッション族は“楽”ということと、個性的であること”にこだわる点は。

コンサバ系とかまやつ系の子の実家の所得格差については、うーん、違うんじゃないかなーっと思うけど。


著者の言うとおり、かまやつ系は共学の4大ではおそらく主流のファッション。そういう意味ではまぁ昔のキャンパスファッションってやつとさしてかわりないんじゃないかなー。

それがいいとか悪いとかはないように思う。

団塊世代の著者や、バブル世代の女性から見るとには、かまやつの若さが感じられないファッションに腹が立つらしい。


対極にいるのはギャル。

ギャルはおしゃれだと思う。あきらかに、美意識はギャルのが高いよなぁ。

ヘアスタイル、化粧、ネイル、ファッション。

どれをとってもかまやつより手間かけてるし、女を捨ててない感じ(中身は別として)がするから好感持てるっていうのはわかるなぁ。

何よりも、若さがあるよね。色合いとか、服のラインとか。


かまやつは誰がやっても無難にまとまるファッションだけど、ギャルはある程度のレベルに達しないとキマらないから。その意味で努力が必要なファッションであるという、ね。



あたしは、というとそれはまた別のお話。

世の女性はコンサバ、ノンノ、ギャル、かまやつ(著者の分類による)に分けられる程単純ではないだろう。

つか、ノンノはかまやつと基本的には同じだと思うけど。

でもかまやつかギャルを選べと言われたら、迷わずギャルだなー。


かまやつ女さん、これ読んでムカついたらごめんなさーい。