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重監房の解説コーナーや、菊池事件の説明コーナーなどを抜け、通路にあった椅子でちょっと休憩。
そして次の部屋へ。

入ってすぐに飾られていたこの大きな写真、点字の本を舌でなぞって読む患者さんの写真なのですが、大変衝撃を受けました。
点字というと指先で読むというイメージが強かったのですが、指先の感覚がないから舌で活字を読む。自分では想像もできない生活がそこにはあって、30年生きていてもまだまだ知らないことが多いなと改めて実感させられました。
過ぎた時間は戻せません。
このショーケースのなかには今後もう二度と取り戻す事が出来ないものもあるかもしれませんが、同じ過ちを繰り返さぬよう生きていくのが現代を生きる私たちができることなのだと思います。

特効薬たち。
薬ができて、治療法や予防策が確立されてもなお患者を差別する人がいるということが、私には信じられません。
情報収集の方法が増えた現代に生きてるからかなとも思いましたが、現代でも「何でそんな信憑性ないこと信じるんだ?」という方はいるので、人の性なんでしょうか。
撮影禁止コーナーだったため写真はありませんが、ハンセン病患者さんの証言VTRが視聴できるコーナーがあったのでお一人分だけ視聴しました。
最初は証言VTRは見なくてもいいかなと思っていたのですが、本人の口から直接当時の様子や感情が語られるところを実際に拝見すると、より心に残るものがあり、見てよかったなと思いました。
展示を見終わった後は資料館をあとにして、敷地内にある火葬炉跡地と納骨堂へ。
火葬炉跡地のところには解説のプレートが置かれていました。
患者の方を施設に運ぶ際に大八車を引く人が、「もう一度乗せてやる」と言ってくれるけど、次にその患者を乗せるのはその人が火葬される時⋯みたいな解説文がとても印象にのこっています。
納骨堂は今もたくさんのお花が供えられていました。
亡くなったあとも故郷に帰ることが出来なかった沢山の人達に手を合わせ、この日は帰路につきました。
滞在時間2時間あったかないかくらいでしたが、学ぶことが多くとても有意義な時間を過ごすことができました。