ハリケーン悲劇の裏に黒人差別=有名音楽家や公民権運動家が非難 | 一個人の戯言ですけど・・・

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ハリケーン悲劇の裏に黒人差別=有名音楽家や公民権運動家が非難


  【ワシントン3日】米国の有名ヒップホップ・アーティストのカニエ・ウェスト(写真)は3日、NBCテレビがハリケーン「カトリーナ」の被災者救援資金集めのために芸能界のスターを動員してライブ放送した特別番組で、ブッシュ大統領は黒人のことを気にかけていないと非難した。ウェストは用意された台本から離れ、ニューオーリンズ市の人道危機に対してブッシュ大統領の対応が遅れた裏には黒人差別があると断言した。

 ウェストは「ジョージ・ブッシュは黒人はどうなってもよいと思っている。何日も救援の手が届かなかったのは、大半の被災者が黒人だったからだ」と述べた。彼はまた新聞、テレビも黒人差別的な報道を行ったと批判した。ウェストは「メディアは黒人の家族の映像が出てくれば『略奪している』と報じ、白人家族の場合は『食料を探している』と説明した」として憤りを表明した。

 2000年の国勢調査によれば、ニューオーリンズの住民の67%は黒人。

 ニューオーリンズの大学に閉じ込められている450人の学生を救出するためバスを何台も連ねて現地に向かった公民権運動家のジェシー・ジャクソン師も2日、ブッシュ大統領の対応を厳しく批判した。ジャクソン師は、同市から脱出できなかった住民の多くは車を持たない貧乏人や黒人だったと指摘し、米国は貧乏人や黒人のことには歴史的に無関心で、特に黒人の苦痛にはすぐ慣れっこになるようだと述べた。

 ジャクソン師はまた、父ブッシュ元大統領とクリントン前大統領が救援寄付金集めの責任者に任命されたことも批判し、「なぜ黒人が入っていないのか。黒人はそうしたリーダーシップからは除外され、ハリケーン被災者のようにただ苦しんでいればいいのか」と語った。


 このことに関しては内包されているものが大きすぎるので、敢えて語ろうとは思いませんでした。しかし、耐えられない貧困層の代弁ができるかどうかはわかりませんが、あまりにも政府の対応がお粗末なので、少しでも知ってもらうためにも書こうと思います。

 ブッシュはイラクのことで頭が一杯で国内は全くの無策です。それは予算にも現れていますし、今回のハリケーンの後手後手の対応と関係ないかのようなブッシュの行動を見れば分かると思います。

 ハリケーンとは関係ないですが、基本的に格差社会だけなら問題ではないと思います。格差だけの貧困であるなら、努力をすれば貧困層から脱却できるだけの民間基盤のある国ですから。しかしアメリカのように格差に加えて差別があるとこれはどうしようもありません。白人のエゴによる黒人排除の動き、考えは白人がなくすしか施しようがない。もちろん黒人も自分たちでもっともっと努力を重ねる必要もあると思います。しかし、何十年もこの構造が変わっていないのです。白人のくだらないステレオタイプに世界全体として圧力をかけていかなければ、白人の腐った脳みそは浄化できないような状態にあるとも言えます。

 日本でも部落問題があります。これもまたくだらないです。こんなこと考えないでいい社会に、より人間的な大人の社会になるべきだと思います。

 しかし日本ではありえないというか、日本だからこそ起こらないことを再認識されられもしました。それは災害時の略奪や国内での無政府状態です。経済大国としてのみならず、本当に世界に誇れることであるし、村山じいさんが阪神大震災のとき暢気に構えているのに目立った略奪が起こらなかったのは、日本国民としてこの心を忘れてはいけないし、略奪をしてもいいという発想へいたらないような国を維持していく必要があると思います。


 私は洋楽をよく聞くのですが、カニエ・ウェストも結構好きなんですよ。ただただ救える命は救ってあげたいだけですし、それ以上の他意はないはずです。彼の訴えたいことがアメリカだけでなく世界に広がり、つまらない争いごとが一つなくなることを祈ります。