「千江有月 千江月万 里無雲万里天」
せんこうにつきあり せんこうのつき ばんりくもなく ばんりのてん
多くの軸は、「千江に水有り」ですが、この軸は、「月」です。
直訳は、あらゆる河が水を満々とたたえ、沢山の月を水面に映し、
雲ひとつ無い天がどこまでも続いている、ということです。
でも、禅語ですから、別の解釈を求めるとすれば、
『千江有水千江月』の部分は
月は一つしかないが、川の水面にはたくさんの月を映し出すことが出来る。
人の心も川の水同様、清らかであれば、必ず悟りを映し出す事が出来る。
という事を捉えているそうです。
『万里無雲万里天』の部分は、
煩悩の存在しない清らかな状態を表しているそうです。
川の流れのように同じ場所に留まらず(執着しない)生きていけば、
煩悩から開放されて悟りの世界に到達できる、ということだそう。
んー、それって結構難しいのではないかしら?
だからこそ、人はなかなか悟りの世界に到達できないのでしょうね。
お花は、底紅、河原なでしこ シキンからまつの三種。
お菓子は、「淡雪」だったのに、
写真を撮る前に、食べてしまいました(ToT)/~~~。