「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花」
これを文字って、
「難波津に今を春べの何のかの 分別なしに咲くやこの花」
もともとの歌は、仁徳天皇が、治世の繁栄を願った歌だそう。
一方、仁徳天皇が皇位につかれた事を喜んで、渡来した百済(くだら)の王仁(わに)博士が、梅花にこの和歌を添えて、奉ったとも伝えられています。
難波津に咲く梅の花よ、今は咲くべき春として、うるわしく咲く梅の花よ。という意味です。
だから、もとの歌を知らないと、今回のような軸を拝見しても、それだけで終わってしまう。でも、知っていれば、本歌と比べて、楽しむことができる。
お茶は、博識でないと、面白くないかもしれない。博識になるには、常にアンテナを張って、好奇心旺盛でいることかな。
やってみよう。