おはようございます。
今日も我が家のウーさんをモデルに画像を貼らせていただきました。
早速なんですが、あえてウーさんを使ったのには理由があるのですが、Twitterで見かけたこちらなんです。
M&A@fc9g5tHpSlMkriP犬は飼い主によって犬生決まる。いつみても悲しくなる。外飼いだから虐待ってわけじゃないけど、虐待って言いたくなってしまう。#犬 #ダックスフンド #外飼い #虐待 #小型犬 https://t.co/xbNtvqVrJd
2022年03月02日 18:50
ダックス2匹を屋外飼育されていることに、健康被害などの懸念を抱かれたかたの投稿のようです。
投稿者の意図とは違うとは思いますが、虐待とした言葉を使われたために、コメント欄は感情的な方々のコメントが並んでいました。
皆さんは、どう思いますか?
皆さんなら、どうしますか?
屋外飼育なだけでは虐待とは言えません
というより、決めつけては危険なことでもありますといった方が正しいかもしれないですね。多くのは人はコメント欄のように「虐待」という言葉に強い反応を示します。
私がこの場合に懸念したのは、SNS上でのことです。所有者のいる犬の撮影ですし、敷地に入ってないかなどの後々のトラブルに発展しないかなどです。
過去にカニヘンダックス、ミニチュアダックスののブリードをしていたことや多頭飼育の経験も踏まえていえば、手足が短いため、暑さ寒さや天候など、地面からの温度の影響を受けやすい犬種です。雨の日でも外に出てみたものの、ささっと戻ってきたり、出たがらないこともあります。同様に暑さもです。
もちろん、年齢や個体差もありますので、若く元気なうちは喜んで散歩を楽しむ場合もあります。しかし、帰宅してからは、ブラッシングをしてから汚れを落とし、低体温や病気にならないための丁寧な乾燥や暖めも必要でした。
こんな感じで、例え室内で暮らしていても状況に応じた部屋の温度だけでなく、お散歩の際の温度管理も大切なのです。これは小型犬を飼われてる皆さんなら当然の感覚や日常においての習慣でもあるものだと思います。
写真を見る限り気づく点でいえば、日頃から必要なブラッシングや、犬にとって必要なお手入れ、そうしたことがなされてないように伺えます…。
さらに、ダックスにしては首のナスカンが大きく重すぎて頸椎に負担がかかるものだとも思えますので、ハーネスの着用や使用が妥当です。
とはいえ
これを一概に「虐待!」と決めつけて反応するのも良い結果に結びつかないだろうと察しました。
皆さんならどうですか?
他人に飼い犬について飼い方を否定されて、犯罪者(ネグレクト)だと言われたら…。
この方のように気にかけていただけたなら、先ずは保健所や愛護センターに連絡して、状況を伝えたうえで相談をして、職員のかたに現場と犬の現状の確認、小型犬の適正な飼育のための飼育指導をお願いしたらいかがでしょうか。
もしかしたら、予防接種や予防できる病気のための予防対策も怠り、狂犬病予防法を守らず、実際に「ネグレクト」な環境下なのかもしれませんよね。
外で飼うことにより、室内でともに暮らすよりも飼い主の目が行き届きづらくなるため体調の変化も気付きにくくなり、圧倒的に健康管理は難しくなります。
さらに外ではノミやダニなどの寄生虫やウイルス感染の危険性や感染率が高まること、ワクチン接種や日常の健康管理面で屋内飼育以上に手をかけてあげなくてはいけないと思います。
屋外飼育のリスクはデメリットが多いこと
この飼い主の方が、なぜ屋外で飼育しているのか、室内で飼わないのかなどの理由がわからないけど、上で書いたように外で犬を飼うのは、室内飼育よりも逆に大変なことだと思っています。放置すれば楽ですが、それはネグレクトですからね。
- 健康面で天候の影響を受けやすい(寒さ暑さに弱い)
- 衛生的ではない(お手入れが行き届かない)
- 精神的な健康を崩しやすい
- 脱走等の危険が高い
簡単にあげても、これだけありますよね。
暑さ寒さ対策や病気の予防も万全にする、必要な飼育スペースを設けるなど、病気やストレスの予防を踏まえた適切な環境を整えることが必要不可欠。さらにシニアになれば低体温症や暑さに耐えられず最悪死ぬ場合も。
どんな犬種であれ、外飼いの場合は年齢や天候によって飼育環境を変える柔軟性も大切ですよね。
犬を飼うなら、犬の適切な環境を整えること
もともと集団生活を好み、序列社会で生きる動物だと知識を得ていますので、例え大型犬であっても、家族と一緒にいないと寂しがる犬や犬種もいます。
満たされなければ、ストレスで病気にもなります。心の健康面から考えても、室内で暮らすより常日頃から触れ合いを通じて犬の様子を観察もできない環境においては、動物愛護としては望ましいとは言えないんですよね。
しかし、どこまでいっても他人の所有物である以上は難しい。飼い主の許可なしにこのような投稿や虐待と決めつけたりして何かをしたりすれば訴えられるかもしれませんからね…。
冷静な判断と行動が求められると思うので、適材適所、的確なアドバイスを求めたほうが良いと思います。
個人的には、犬を外で飼うのは反対
外で飼えるか、手入れのいらない簡単に飼えるか、と尋ねられることも未だにあるようですが、無理して飼う必要がないと思っています。
この飼い主のかたも「可愛がっている。」と、言われるかもしれません。しっかりと繋いでられる飼い犬なので、そうだとも思います。が、迷子の犬たちにも見られるように、大切な首輪が汚れ、古びたものをつけてることも多いのです。
劣化や老朽化に気づかない環境下での飼育のせいかと察することも少なくないです。首輪を外してシャンプーや日頃のブラッシングなどの手入れの無さを感じます。
私はこうした飼い主さんには都合の良さと身勝手さが見られ、「可愛がってる」と思っていません。
犬たちは私たちと違うのです。
体毛があります。
犬種によって毛質も毛の役割も違います。
オシャレのタメでなく、健康の為に彼らは被毛や皮膚のお手入れが必要なのです。
私たちは好きなようにできます。
毎日お風呂に入り、洗濯した清潔な衣服を着用し、季節によって必要なものを身につけたりしてます。犬たちのことを思うならば、私たちと同様に気遣い、手足となって彼らの為にお世話ができているはずです。
家や家族に迎える犬や猫の知識を学んで、知って欲しいです。
もしかしたら、飼いたいと思うペットでも、スペースや金銭、生活のリズム、ペットに必要な環境にあわず、適切なお世話ができずに、飼えないこともある事を知るでしょう。
それで良いと思います。
それが成されてないから、人間の身勝手さが犬や猫に不幸を招くのです。適切に飼えないのに飼う人が居なくなって欲しいとさえ思っています。
屋外飼育=虐待?
最初にもどりますが、「屋外飼育=虐待」と、結びつけて拒絶してしまう人が多いんだと思いました。
これもまた問題で、殺処分反対!殺処分反対!と言ってばかりで、苦情やクレームの対象を行政に向け、殺処分するなと非難するだけで、なぜ殺処分を行わなければいけないのか、どうすれば殺処分ゼロを目指せるのか、実際の改善に繋がるどころか中身のないことを批判してるだけで啓発にならない悪循環にも感じたので追記します。
タイトルに書いた屋外飼育が虐待であるかどうかを騒ぎ立てるよりも、犬の置かれた環境と飼い主の飼い方の問題定義。適切な飼育環境の整備や日頃のお手入れなどの飼育状態を把握して、必要となる改善に導くことこそが動物愛護にとって必要なのだと思いました。
飼い主を悪く言ったり、非難したり、犬を取り上げるような発言、それでは何も変わらないどころか、犬たちの幸せはどこにあるのでしょうか…。
可哀想では得られないもの
愛することができる喜びです
愛される存在と愛するための関係
悲惨さより、憎しみより、愛することの素晴らしさ、愛する存在のあることの幸せのが一番の動物愛護だと思っています。
飼い主さんに知ってもらえたら…
犬たちと家族の幸せを願います。
Lovely days CHIKA'S MIND TRIP