投手陣の2023年を振り返る。
AREに関して言えば言うまでもない大竹耕太郎、村上 頌樹
2投手の活躍が大きいことはいまさら書くまでもない。
またこの「両輪」が「左右」であったことも大きい。
今年の投手陣、
まずは先発投手を見てみる。
なんといっても村上の防御率「1.75」が光る。
阪神タイガースで「防御率1点台」となれば1975年の
安仁屋宗八の1.91以来のこと。(※規定投球回到達者)
実に48年ぶりだ。
レジェンド=江夏豊のキャリア・ハイが1969年の「1.81」だから
それをもしのぐ数字。
ちなみにレジェンドのその上=村山実で言えば防御率1点台を4度
(1959年:1.19、1962年:1.20、1965年:1.96、1966年:1.55)
記録。キャリア・ハイは1970年の「0.98」である。
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大竹耕太郎で言えばタイトルにはわずか届かなかったが
勝率「.857」が輝く。(12勝2敗)
この投手が現役ドラフトで「余っていた」のだからホークスの選手層おそるべし。
この2投手に共通するものと言えば「制球力」となるだろう。
村上のWHIPは0.74、大竹は1.02だ。
村上は上の写真の通り、足を上げるときに3塁側へ「視線を切る」
脱力のためだと聞くがそれから的を見ても十分間に合うのだちう好例。
右打者への投球の30.5%外角低目(被打率0.36)
左打者へは投球の25.2%が外角低目(被打率0.85)
と左右を問わず外角低目に制球されている。
このリリースがホップ成分の高いストレートを生む。
また大竹に関してはリリース時に捕手に正対する。
江夏なども同様だがこのフォームが高い制球力をうむのだ。
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10試合以上先発した投手。今年と昨年の表。
今季も7投手昨季も7投手だ。
(才木は比較のために掲載したが8試合先発登板)
藤浪・ガンケル・ウィルカーソン の3投手13勝が抜け、
西勇輝(9勝)と青柳(13勝)の2投手の22勝が今季16勝に沈む。
この24勝の差額を村上・大竹の22勝でまかなったことになる。
来季、この2投手が同様に勝ち星を重ねることができるか?
ARE連覇への鍵となる。
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