今年の始めは、姉の作ったおせち料理を美味しそうに食べた母だったのに、2月に顔面麻痺、3月に肺炎と、ただならぬ状況になって、入院。
実は現在も自力で口からの食事は出来ません。
鼻からの経管栄養。
これが自然ではないとわかっているけど、
ほとんど夢の中にいる母が、俳句。という言葉に大きく興味を示した。
母の師匠である、石寒太先生の名前もちゃんと口から出てきて、姉が質問した夏の季語にも、
「夏休み」と出てきた!
手に持っているのは、郵便ポストに入ってた俳句大会の案内パンフレット。

この用紙をずっと持ったまま離さない。
作りたいんだろうな。
頭に浮かんで欲しいんだろうな。
でも、そうやって考えることが何より大事。

いまでこそ、「がんばれ」は、あんまり良い言葉ではないとされているけど、私の時代は、「がんばれ」はとても崇高でステキな言葉。
人は死ぬまで、一生懸命生きることが一番大きな仕事。

お母さん、だから、がんばって。